イタリアンパセリのレシピは?育て方と保存のポイントとは?

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イタリアンのレシピには、必ずと言っていいほど出てくるイタリアンパセリ。

 

サンドイッチの横によく添えられている日本のパセリとは違って、平たい葉っぱがかわいらしいですよね。

 

イタリアンパセリは、香りも味もくせが少なく食べやすいのが特徴。

ですが、その香りは高いので存在感がしっかりとあるハーブでもあります。

 

とはいえ、どういった料理に使うのかわからない方や、家で育てる場合のポイントや保存方法がわからない方も多いと思います。

 

今回は、そんなイタリアンパセリを使った簡単レシピや育て方と保存のポイントをご紹介します。

 

イタリアンパセリのレシピ!料理のおすすめは?

イタリアンパセリのレシピをご紹介する前に、どんなハーブなのか簡単にご紹介しましょう。

 

イタリアンパセリは、セリ科の植物で、最近流行のパクチーと同じ仲間なんですよ。

知ってましたか?

よく見れば、確かに2つとも似た形の葉っぱをしていますよね。

 

実は、イタリアンパセリにはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、美容や健康に良い効果が期待できるんです。

これは食べなきゃもったいないですよね!

 

でも、あまり食べ慣れない人もいると思いますので、今回は簡単で食べやすい!おすすめレシピを、3つご紹介します。

 

彩り野菜とイタリアンパセリのミモザサラダ

(材料)2~3人分

  • ブロッコリー 1株
  • スナップエンドウ 100g
  • 卵 2個
  • イタリアンパセリ 10g

 

ドレッシング

  • オリーブオイル 大さじ2~3
  • 酢 大さじ1
  • ハーブソルト 小さじ1
  • ブラックペッパー

 

作り方の手順をカンタンに説明しましょう。

 

  1. まず、ドレッシングの材料を混ぜておきます。
  2. ブロッコリーとスナップエンドウは食べやすい大きさに切って茹でます。
  3. 固ゆでのゆで卵を作り、細かく刻んでおきます。
  4. 器に②の野菜と小さくちぎったイタリアンパセリ、ゆで卵を盛り付けます。
  5. 上からドレッシングをかけて出来上がりです。

 

このメニューは、緑の野菜と卵の黄色のコントラストがきれいな春らしいサラダです。

さっぱりとしたドレッシングとイタリアンパセリの香りをそのまま楽しむことができますよ。

 

続いて2つ目のレシピに行ってみましょう。

 

アジの香草パン粉焼き

(材料)2人分

  • あじ2匹分(3枚おろし)
  • 塩少々

 

香草パン粉

  • パン粉 2/3カップ
  • にんにくすりおろし 1かけ分
  • イタリアンパセリ 5g
  • オリーブオイル 大さじ2

 

続いて、作り方です。

  1. アジに塩を振ってしばらく置き、出てきた水けをふき取ります。
  2. 香草パン粉の材料を混ぜ合わせておきます。
  3. アジに香草パン粉をのせて200度に熱したオーブンで10~15分焼きます。
  4. お好みでレモン汁をかけていただきます。

 

このメニューは、においが気になる青魚もイタリアンパセリの香りでさっぱりといただけます。

 

アジのほかにもいわしやブリ、サーモンなどでも楽しむことができますよ。

 

では、最後に3つ目のレシピをご紹介します。

 

キノコとベーコンのクリームパスタ

(材料)2人分

  • スパゲティ 200g
  • ベーコン 2枚
  • しめじ 1/2パック
  • 舞茸 1/2パック
  • にんにく 1かけ
  • オリーブ油 大さじ2
  • 生クリーム 100g
  • 塩コショウ 少々
  • 粉チーズ 適量
  • イタリアンパセリ 適量

 

では、作り方の手順です。

  1. ベーコンとキノコを食べやすい大きさに切ります。
  2. フライパンにオリーブ油とにんにくを入れ、香りが出るまで弱火で熱します。
  3. スパゲティを茹で始めます。
  4. ベーコンときのこをしんなりするまで炒めます。
  5. ④に生クリームを入れとろみが出るまで煮詰め、塩コショウで味付けします。
  6. パスタを入れ、ソースと絡めます。
  7. 器に盛り、粉チーズとイタリアンパセリを振って出来上がりです。

 

こってりとしたクリームソースにも、イタリアンパセリの香りはよく合います。

 

また、イタリアンパセリはクリーム系のほかにも、トマト系やオイル系などどんなパスタにも合うのが魅力です。

 

葉が柔らかく口当たりがいいので、生でも加熱しても食べやすいものになっています。

イタリアではサラダやスープなど、素材を選ばずどんな料理にもかけて食べられているんだそうですよ。

 

ところで、そんな何かと使うことの多いイタリアンパセリ。

家で育てたら、いつでも彩りや香りの良い料理が作れるので便利だと思いませんか?

 

ということで、そんなに重宝するなら家で育ててみたいという方に、イタリアンパセリの栽培のコツと育て方をお伝えしていきますね。

 

イタリアンパセリの育て方!栽培のコツとポイントは?

イタリアンパセリは、キッチンやベランダなど場所を取らずに簡単に栽培することができ、比較的長期間収穫することができるんです。

 

イタリアンパセリは種から植える方法もあるのですが、苗から植えた方が育ちやすく簡単なんですよ。

 

「初めて育てるので不安です…」という方は苗からの方がおすすめです。

 

では、育て方について6つのポイントに分けてお伝えしていきましょう。

6つとも大切なポイントなのでしっかりとチェックしてくださいね。

 

(1)苗の選び方

葉の色が鮮やかな緑色で見た目にも生き生きとしているものを選びましょう

 

(2)用土・プランターの選び方

土は水はけがよく、養分の多い土を好むのでハーブ用や野菜用を選ぶと良いです。

プランターは浅く大きめのものが適していますよ。

 

(3)置き場所(日当たり・風通し)
日が強すぎると枯れてしまうので、夏の直射日光は避けて適度に日が当たる風通しの良い場所に置きましょう。

 

(4)温度
暑さや寒さには比較的強いですが、温度が15~20℃の環境で育ちやすいです。

 

(5)水やり・肥料
乾燥している状態を好むので、土の表面が乾いてきたら水をたっぷりあげてください。

水が足りないと風味が落ちる原因となります。

肥料は2~3週間に1回あげるようにします。

肥料不足になると葉が黄色くなるので気を付けてください。

 

(6)収穫時期
目安は丈が20㎝程度になった頃で、基本的にいつでも収穫できます。

根元を2~3センチ残して食べる分だけ収穫しましょう。

 

いかがでしたか?

特に気を付けることといえば、水をあげすぎないという事くらいでしょうか。

 

日当たりのいい場所であれば室内でも十分に育てることができますし、葉の形もかわいいので、キッチンのインテリアにもぴったりですよ。

 

ところで、せっかく自分で育てたイタリアンパセリなので、無駄なく使い切りたいですよね?

 

そのためには、どうやって保存するかが大切になってきますが、あなたは適切な保存方法や賞味期限ってご存知でしょうか。

 

では最後に、イタリアンパセリを収穫した後の保存方法や賞味期限について説明していきますね。

 

イタリアンパセリの保存方法は?賞味期限はどれくらい?

自宅で育てていると、どんどん育ってしまい消費しきれないこともありますよね。

 

イタリアンパセリは主に香りを楽しむものなので、できれば収穫した後はすぐに使い切ってほしいものです。

 

しかし、それでも消費しきれないという方にできるだけ味や香りを保てる保存方法を、3つご紹介します。

 

それぞれの保存方法での賞味期限も一緒にお伝えしますので参考にしてくださいね。

 

(1)冷蔵保存する場合

冷蔵庫で保存する場合は水分を持たせて保存してあげるとシャキッと感や香りを保つことができます。

 

方法は、以下のような流れです。

  1. イタリアンパセリを水でよく洗います
  2. 濡れたままキッチンペーパーで包み、保存袋に入れます(濡れたままがポイントです)
  3. 野菜室に縦にして収納します

 

冷蔵保存では鮮度が落ちやすいので長くても1週間以内には使い切っていただきたいです。

 

(2)冷凍保存する場合

冷凍保存する場合は、生のままあるいは乾燥させてからの2つの方法があります。

 

生のまま冷凍する

  1. 収穫したイタリアンパセリをよく洗い、水気をしっかりふき取ります
  2. フリーザーバックに入れて一晩しっかり冷凍させます
  3. そのままでもいいし、袋の上から砕くとより使いやすくなります

 

この方法だと、約1か月間はおいしくいただくことができます。

 

乾燥させてから冷凍する

  1. 収穫したイタリアンパセリをよく洗い、水気をしっかりふき取ります
  2. 耐熱容器にキッチンペーパーを敷き、その上にパセリの重ならないように並べて500wのレンジで約2分パリパリになるまで加熱します。
    ※機種によって加熱時間が異なりますので、よく観察しながら行ってくださいね!
  3. フリーザーバックに入れて冷凍します

 

この方法だと数か月は保存することができますが、乾燥させているので生の状態と比べるとどうしても香りは劣ります。

 

彩りにも使うことができますが、できるだけ早めに使い切ってくださいね。

(3)加工して保存する場合

パセリを細かく刻んでバターに混ぜ込む「パセリバター」という保存方法もあります。

 

作りやすい分量

  • バター 100g
  • イタリアンパセリ 20g
  • にんにくすりおろし 10~20g

 

作り方は、柔らかくしたバターにみじん切りにしたイタリアンパセリとにんにくを混ぜるだけです。

 

ラップに包んで棒状に丸めておくと使いやすく、この方法も冷凍庫で1か月ほど保存することができます。

 

バゲットに塗ってガーリックトーストにしてもいいですし、肉や魚など何にでも合うので便利ですよ。

書いているうちに食べたくなってきました(笑)

 

では、イタリアンパセリについていろいろとお伝えしましたので、最後におさらいをしましょう。

 

まとめ

今回は、イタリアンパセリの簡単レシピと育て方、保存方法についてご紹介しました。

 

イタリアンパセリは洋風の料理にはほとんど何にでも合います。

 

色が少し寂しいときなどに振りかけると普段の料理が華やかになること間違いなし!

なのでいろいろな料理と合わせてみてくださいね。

 

日当たりが良い場所ならキッチンでも育てることができます。

ご自宅で育てる場合には水のあげすぎに注意してくださいね。

 

もりもり育ってしまっても保存方法は様々あるので自分の使い方に合ったものを試してみてください!

 

使いやすいイタリアンパセリでハーブデビューを飾ってみませんか?

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