バジルの保存方法!冷凍と乾燥のメリットとデメリットは?

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昨今、バジルはスーパーでも簡単に買えるようになりましたし、家庭菜園で楽しむ方も増えてきましたよね。

 

だけど、すぐに使わないときもありますし、ある日思い立ってバジルを使おうとしたら傷んでいたというのもまああると思います。

 

そこで気になるのが「バジルの保存方法」です。

 

どうすれば、バジルを長い間楽しむことが出来るのでしょうか?

また、バジルの保存方法には、冷凍や乾燥がありますが、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

 

今回はバジルの保存方法、冷凍や乾燥保存についてご紹介します!

 

バジルの保存方法!変色させないことが重要?

バジルを上手に保存するために、とても重要なポイントがあります。

 

それは「変色させない」ということ!

 

バジルは、時間の経過や状態の変化から、黒く変色してしまうことがあります。

 

じゃあ、黒く変色してしまうのの何がいけないのか?

まず、バジルの鮮やかな緑がそこなわれれるため、見た目が悪いですよね。

 

さらに、黒く変色している=傷んでいる可能性があるため、食べることも出来なくなってしまい、せっかくのバジルが台無しです。

 

しかし、何故バジルは変色してしまうのでしょうか?

 

原因としては、以下のようなことが考えられます。

  1. 低温障害
  2. 収穫時に既に葉に傷付いて
  3. 洗ったあとに水気が残っていた

 

順番に見ていきましょう。

 

(1)低温障害

「低温障害」とは、冷蔵庫で保存するのが不向きな野菜やハーブに良く起きる現象。

不向きなのに冷蔵庫に入れるわけですから、生じる変色や腐敗などの好ましくない変化が起きるわけですね。

 

そもそもバジルは、インドや熱帯アジアといった暑い地域が原産地です。

なので、寒さには弱く、冷蔵庫で保存しようとするとバジルにダメージが蓄積されてしまいます。

 

その結果、バジルは低温障害を起こし、黒く変色してしまうのです。

 

(2)収穫時に既に葉に傷付いていた

バジルは、非常にデリケートなハーブです。

葉同士が擦れただけでも傷が付いてしまうことがよくあります。

 

あ、ほら、人間でも傷口にバイ菌が入って化膿したりすることがありますよね。

それと同じです。

 

収穫時に葉に傷が付いていると、その傷から雑菌が入り込んで傷みが進み、気が付いたときには葉が黒く変色してしまうのです。

 

(3)洗ったあとに水気が残っていた

バジルというハーブは水気を非常によく吸います。

なので、洗ったあとに水気が残ると、その部分から傷み、黒く変色してしまうのです。

 

以上のことから、

  1. バジルを保存するときに冷蔵庫にそのまま入れるのはNG
  2. バジルはデリケートなので傷付けない
  3. 水気はしっかり拭き取る

これらのことを頭に入れてバジルを保存しましょう。

 

とはいえ、そのまま放置する訳にはいきませんね。

だからといって、そのまま冷蔵庫に入れるのはバジルが傷んでしまいます。

 

じゃあ、どうすれば良いのか?

 

冷蔵庫に入れる以外の保存方法、それは「冷凍」と「乾燥」です。

 

そこで、次は代表的な保存方法である冷凍と乾燥についてご紹介します。

 

まずは、バジルの冷凍保存について見ていきましょう。

 

バジルの保存は冷凍で大丈夫?

よく「バジルを保存したいけど、冷凍しても大丈夫なのかな?」と悩んでいる方もみかけることがあります。

 

結論から言うと、バジルは冷凍保存してOKです。

 

ただし、そこにはメリットとデメリットがあることを理解しておく必要があります。

 

まずはバジルを冷凍保存することのメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

  • メリット:収穫した時のようなキレイな緑のまま保存出来る
  • デメリット:冷凍すると組織がもろくなるため壊れやすい

 

収穫した時のようなきれいな緑のままであるなら、カプレーゼやマルゲリータといった、ペーストにせずバジルの葉そのままを楽しむ料理に使えそうですね。

 

しかし、組織がもろくなってこわれやすいのなら、不器用な人には扱いづらいかも…。

 

それを踏まえた上で、気になる冷凍保存の仕方をご紹介しましょう。

 

冷凍保存の仕方

(1)バジルは葉だけを摘み、ジップロックに入れます。

 

(2)バジルが重なったまま冷凍するとくっついて1枚ずつ取り出せないので、ジップロックに無造作に入れるのではなく、平らかつ重ならないように入れるのがポイントです。

 

(3)このときに水気が残っていたら、冷凍されたときに霜になってバジルが傷んでしまうため、キッチンペーパーで拭き取っておきます。

 

バジルを冷凍保存するときは、葉同士が重ならず、かつ水気をしっかり拭き取りが大切なのですね。

 

なお、冷凍保存したバジルは電子レンジや自然解凍すると黒く変色してしまい、せっかくの瑞々しさ失われてしまいます。

 

使うときは凍ったままで、最後にそっと料理に乗せるようにして下さいね。

 

気になる「保存期間」は約2週間です。

 

バジルの葉をそのまま活かすのであれば、冷凍保存が良いです。

ただ、ペーストのようにミキサーでかき混ぜてしまうのなら、葉が崩れても問題ない「乾燥保存」をオススメします。

 

じゃあ、どのようにすればうまく乾燥させることができるのでしょうか?

次は「乾燥保存」を見ていきましょう。

 

バジルの保存は乾燥がおすすめ?

乾燥バジルは、スーパー等で売っているのを見かけたことがある方は多いでしょう。

 

そうです、バジルの乾燥保存は、とてもポピュラーな方法なのです。

 

じゃあ、バジルをうまく乾燥保存するにはどうしたら良いのでしょうか?

 

まずは、冷凍保存と同じようにメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

  • メリット:保存期間は、冷凍保存より長い
  • デメリット:香りは、収穫時や冷凍保存と比べると薄まる

 

バジルの香りが薄まってしまいますが、乾燥して水気が飛んでいる分、冷凍保存よりは保存期間が長いのは魅力的です。

 

保存期間が長いということは頻繁に作らなくても良いので、忙しい人にもオススメです。

 

続いて、乾燥の仕方を見ていきましょう。

 

乾燥の仕方

(1)バジルの葉を洗っておきますが、水気はしっかり拭き取るようにしましょう。

 

(2)天日干し用ネット(ないならザルでもOK)に葉同士が重ならないよう並べ、ベランダなどの風通しの良い場所に吊るしておきます。

 

(3)2~3日してバジルの色が褪せて葉自体が縮んだら完成です。

 

中途半端に水分が残っていると後でカビが生えてしまうことがあるため、必ず完全に水分を飛ばして下さい。

 

乾燥したバジルはすぐに粉々になるため、それをスープやパスタの上に散らすと一段と美味しそうに見えること間違いなしです。

 

香りは水分と一緒に飛んでしまいますが、保存期間は冷凍保存したバジルより長いんですよね。

約1ヶ月持ちます。

 

なお、天日干ししている時間がない場合、電子レンジでも乾燥バジルを作ることが出来ますよ。

 

ただし、電子レンジで熱を加えすぎるとバジルが焦げてしまうことがあるため、様子を見ながら加熱するようにしてくださいね。

 

いかがでしょうか?

それでは、バジルの保存方法についてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

まとめ

今回は、バジルの二大保存方法、冷凍と乾燥保存について見てきました。

 

まず、バジルの保存方法は変色させないことが重要!

変色させないためには、冷蔵庫や水気、傷にはくれぐれも注意しましょう。

 

まずは、ビジュアルが良くなる冷凍保存の方法。

続いて、バジルが長持ちする乾燥保存についてお伝えしました。

 

どちらの保存方法を選ぶか悩ましいですが、収穫後2~3日くらいに使う予定があるなら冷凍、使う予定がないなら乾燥保存をオススメします。

 

保存を上手く利用してバジルを楽しんで下さいね!

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