チコリのレシピと育て方!チコリ茶がおいしいって本当なの?

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日本では高級西洋野菜のチコリは、名前の響きが可愛らしいですよね。

ですが、スーパーで見ることはあまりなく、おしゃれなレストランに行かないとなかなかお目にかかれません。

そのため、チコリのレシピや育て方、ハーブティーであるチコリ茶の味や香りについてご存知の方は少ないでしょう。

 

  • 「チコリのレシピにはどんなものがあるの?」
  • 「チコリ茶っておいしいの?」
  • 「チコリを育てるのは簡単なの?」

等々・・・かなり疑問に思うことってありますよね。

 

そこで今回は、チコリのレシピと育て方、チコリ茶の楽しみ方等について詳しくご紹介します。

 

チコリのレシピ!美味しい食べ方はサラダだけなの?

チコリは、ヨーロッパで広く栽培されているハーブであり、野菜でもあります。

海外では日本のキャベツやレタスと同じような感覚で使われているほどメジャーな野菜なんです。

 

見た目はまるでミニ白菜のようで、船のような形が特徴的ですよね。

日本ではあまりなじみのないチコリですが、シャキシャキとした歯ごたえと独特のほろ苦さが好まれていますよ。

 

そんなチコリは生で食べるイメージが強いですが、実は加熱してもおいしく食べる事ができるんですよね。

私は生のチコリも好きですが、実は加熱した方がもっと好きなんです。

 

ここでは、料理にも食感や彩りを与えてくれるチコリのレシピを3つご紹介します。

生のチコリは見た目がかわいいのでパーティーなんかにもおすすめですよ。

では、早速見て行きましょう。

 

チコリのボートサラダ

材料

  • チコリ 1個
  • トマト 1/2個
  • きゅうり 1/3本
  • 黄パプリカ 1/4個
  • 生ハムorスモークサーモン 1パック
  • お好みのドレッシング 適量
  • クリームチーズ 50g
  • はちみつ 小さじ1
  • ブラックペッパー 少々

 

作り方

  1. チコリは1枚ずつばらしてから洗って水けをきる
  2. 野菜と生ハムは小さめの角切りにして混ぜておく
  3. クリームチーズ・はちみつ・ブラックペッパーを混ぜ、ペースト状にしておく
  4. チコリの上にクリームチーズペーストを塗り、その上に野菜をのせる
  5. お好みのドレッシングをかけて出来上がり

 

チコリのボートサラダは、いろんな色の野菜を使うことで、見た目も華やかになります。

白ワインにぴったり!
おしゃれなオードブルにもなりますよ。

それでは続いて、鶏肉とチコリのコンソメ煮をご紹介しますね。

 

鶏肉とチコリのコンソメ煮

材料(2人分)

  • 鶏もも肉 1枚
  • 塩コショウ 少々
  • オリーブオイル 大さじ1
  • チコリ 2本
  • バター 10g
  • 白ワイン 50ml
  • 水 150ml
  • コンソメキューブ 1個
  • レモン汁 大さじ1
  • パセリ 適量

 

作り方の手順は以下のような感じです。

  1. 鶏もも肉は一口大に切って塩コショウで下味をつけます。
  2. 鍋にオリーブオイルをひき、鶏肉がきつね色になるまで炒めて取り出す(火は通ってなくても良い)
  3. 同じ鍋にバターを溶かし、縦に4等分に切ったチコリの断面を下にして軽く焦げ目をつける。
  4. 鶏肉を戻し入れ、白ワインを加えアルコールを飛ばす
  5. 水・コンソメキューブ・レモン汁を入れ15分程煮込む
  6. 味見をしてから足りなければ塩で整え、盛り付けてパセリをかけて出来上がり

 

生で食べるとほろ苦いチコリですが、加熱することで苦みが少し軽減されるんです。

煮汁が余ったらリゾットにしてもおいしいですよ。

最後に、熱々のチコリのグラタンの作り方です。

 

チコリのグラタン

材料(2人分)

  • チコリ 2個
  • ベーコン 4枚
  • ピザ用チーズ 50g
  • 生クリーム 40ml
  • 牛乳 40ml
  • 塩こしょう 少々
  • にんにくすりおろし 1かけ分

 

では、作り方です。

  1. オーブンを180度に予熱する
  2. チコリはよく洗って根の硬いところを切り落とす
  3. 鍋にお湯を沸かし、沸騰しすぎない火加減でチコリを10分程度茹でる
  4. ゆであがったチコリはザルにあげて冷ましておく
  5. チーズの半量・生クリーム・牛乳・にんにくを小鍋に入れて弱火で加熱しクリームソースを作る
  6. チコリを縦半分に切り、ベーコンを巻き付けてグラタン皿に並べ、ソースをかける
  7. 上から塩コショウと残りのチーズをかけ、オーブンで20分間焼いてできあがり

 

グラタンにすると、チコリのほろ苦さとベーコンの脂がマッチしてとてもおいしいです。

ソースは、ホワイトソースほど手が込んでなく作りやすいですよね。

 

さて、チコリを使ったレシピ3つをご紹介しましたが、いかがでしたか?

チコリは生で食べるイメージがありますが、実は、そのままだと少し苦みがあります。
なので、慣れない方は加熱してから食べる方がおいしくいただけますよ。

 

今まで食べていた食材でも新しい食べ方を発見するとどんどん挑戦したくなりませんか?

そんな時は買うよりもご自宅で育てた方がお得ですよ。

・・・ということで、続いてはチコリの魅力に気づいた方のために、自宅で簡単に育てられる方法をお伝えします。

 

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チコリの育て方!栽培方法と増やし方のポイントは?

スーパーで買うと結構割高なチコリですが、ご自宅でも簡単に育てることができますよ。

 

生でも加熱してもおいしくいただけるチコリ。
実は、日当たりの量によって苦さを変えることができるんです。

 

日に当てて育てると、全体的に緑色になりやや苦みが増し、日当たりを控えることでよく見る白っぽいチコリが育ちます。

お料理に彩りや食感を与えてくれるチコリを、ぜひ育ててみてくださいね。

 

それでは育て方のポイントを6つに分けてお伝えしていきます。

6つとも育てるためには大事なポイントになるのでしっかりチェックしてくださいね。

 

(1)用土

チコリ栽培は栄養となる有機物をたくさん含んだ肥沃で水はけのよい土が向いています。

チコリはアルカリ性の環境を好むので、野菜用の土を用意し一握りの苦土石灰を混ぜてくださいね。

 

(2)日当たり・置き場所

チコリは日当たりの良い場所を好みます。

明るく風通しの良い場所に置いてくださいね。

 

(3)植え付け

チコリは主に種から育てます。

種まきは夏の暑さが落ち着いた9月頃が適しています。

 

チコリの種は1粒が小さいので1つのポットや1つの穴に複数粒蒔くようにしてください。

 

チコリは深く根を張る植物なので、植え付けるときは30㎝ほどの深いプランターを用意するようにしましょう。

 

(4)水やり

通常は土が乾いたら水をあげる程度で構いません。

水を与えすぎると根腐れを起こしてしまうことがあるので控えめな水やりを心がけてくださいね。

 

(5)肥料

植え付けた時に元肥として緩効性の肥料を施します。

生育の状況を見ながら、月に1~2回追肥を行いましょう。

 

(6)収穫

収穫の時期はどの部分を食べるのかによって異なってきます。

葉や茎は春ごろに若葉が出てきたタイミングで随時収穫します。

 

花の部分であれば5~9月頃まで比較的長い期間収穫することができますよ。

ですが、根の部分を収穫する場合は2年目以降のものにしましょう。

1年待った方がより太った根を収穫できるので、もっと楽しむことができますよ。

 

チコリの「軟白栽培」って何?

ここまでチコリの通常の育て方をご紹介しました。

ですが、この育て方だと、皆さんがよく知っているチコリではなく、レタスの外側のような濃い緑色のチコリが育ちます。

そこで、ここからは、皆さんがよく見慣れている白い葉を作るための「軟白栽培」についてお伝えしていきますね。

 

【チコリの軟白栽培の方法】

軟白栽培を行う時期は、秋または1月~2月にかけてです。

では、手順を見て行きましょう。

 

(1)チコリの葉がついていた部分(根の上の部分)を3㎝ほど残して切り取ります。

(2)深さが30㎝くらいのプランターに水はけのよい土を入れ軟化床を作ります。
(培養土・もみ殻燻炭・ココヤシピートなどを混ぜると良いですよ)

(3)掘り上げた根株を立てて植え付けます。

(4)根株の上に10~15㎝程度のもみ殻をかぶせます

(5)光を通さないように黒いビニール袋を2枚以上かぶせて室内で管理します。

(6)鉢の中が15~20℃になるよう気をつけながら、1週間~10日に一回の割合で水やりをします。
※湿度が高すぎると腐ってしまうことがあるので水やりは慎重にお願いします

(7)1か月ほどで軟白化した葉が伸びて結球するので、そこが収穫のタイミングです。

 

日を遮って育てることで柔らかく苦みがマイルドになります。
お好みの食感や味で育て方を選んでくださいね。

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チコリの増やし方のポイントは?

チコリは種まきで増やすことができるんです。

プランターで種を「すじまき」して育てましょう。

すじまきの手順はこちらです。

 

(1)育苗ポットに培養土を入れ、人差し指で種をまくための溝を作ります。

(2)作った溝に種が重ならないように種をまきます。

(3)優しく土をかけて水やりを行い、芽が出るまで待ちましょう。

 

チコリは光を好むので、土は薄くかぶせる程度で大丈夫です。

本葉が2~3枚出てきた頃に、元気な苗を選んで植え替えを行います。

 

また、チコリは日当たりの量によって、見た目や味が変わります。

日がしっかり当たったチコリは苦くなりますが、その分栄養が豊富で、軟白栽培にすると食べやすいですが栄養も少なくなります。

どちらを優先するかで、育て方を選んでくださいね。

 

ところで、チコリは葉の部分だけでなく「根っこ」も利用することができますよ。

そう!チコリ茶のことです。

 

肝機能を強くしてくれる効果があるので、夜にお酒を飲みすぎた時、我が家では度々登場します。

肝臓以外にも便秘やデトックスに効果のあるチコリ茶の作り方についてお伝えしていきます。

 

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チコリ茶の作り方!味と香りの特徴は?

チコリを自宅で育てた時、葉の部分だけ食べて満足していませんか?

実は、チコリの根の部分を使ったチコリ茶は、チコリコーヒーとも呼ばれ、香ばしい風味と苦みを楽しむことができるんです。

 

チコリ茶は、ノンカフェイン。
なので、コーヒーが好きだけど控えている方にもぴったりです。

 

ですが、チコリに含まれているイヌリンという食物繊維の効果が強すぎて子宮を収縮してしまう可能性があります。

妊婦さんや授乳中の方はは控えるようにしてくださいね。

 

そんなチコリコーヒーは飲み方にはちょっとしたコツがあるので、チコリ茶の作り方と味や香りの特徴をお伝えしますね。

 

生のチコリからハーブティーを作る方法

  1. チコリの根を皮ごと小さくみじん切りにします
  2. フライパンに入れ、ごく弱火で煎りはじめます
  3. 茶色に色づき、いい香りがしたら火から外しましょう。

 

※焙煎には約20~25分程かかります。

余熱でも焙煎がすすむので、もう少しかな??思う程度で止めてくださいね。

 

チコリ茶の作り方

まず、コーヒーのようにフィルターから煮出して頂きます。

チコリの量は、普段飲んでいるコーヒー豆と同じくらいの量で大丈夫です。

最初の方は味を見ながらチコリの量を調整してくださいね。

 

【チコリ茶の味や香りってどんなもの?おいしいの?】

チコリ茶は非常に香ばしく、コーヒーに似た風味と苦みを味わうことができます。

そのままでも楽しめますが、砂糖やミルクを足したり、ダンデリオンやルイボスとブレンドするとおいしくいただけます。

 

また、チコリコーヒーにコーヒーをブレンドすると、コーヒーの風味が引き立ちますよ。

ヨーロッパでは「パリジャンコーヒー」「チコリブレンド」と呼ばれ人気があります。

 

私は実はチコリ100%は少し苦手なので、いつもコーヒーとブレンドしているんです。

コーヒーを飲みながらミネラルや食物繊維が一緒に補給できるというお得な飲み物に変わるのでおすすめです。

 

コーヒー:チコリ茶=7:3が飲みやすいですよ。

薄めに煮だすと紅茶のようなハーブティーのような味わいも楽しめるので暑い夏にいかがでしょうか。

 

では、チコリについてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめますね。

 

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まとめ

今回は、チコリのレシピや育て方、チコリ茶の淹れ方についてお伝えしました。

チコリの持つほろ苦さはいつもの料理に広がりを与えてくれますね。

 

紹介したレシピは3つ。

  • チコリのボートサラダ
  • 鶏肉とチコリのコンソメ煮
  • チコリのグラタン

でしたね。

 

生で食べる事が多いかもしれませんが、加熱すると初めての方でも食べやすくなります。

ぜひ作ってみてくださいね。

 

育てる時はポイントを守りながら自分が求める味や効能によって日の量を変えてください。

根っこはぜひお茶にしてチコリを丸ごと楽しみましょう。

 

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