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サフランとは?ライスにソースにティーとバリエーション豊富?

数あるスパイスの中でも一番高価とされるサフラン。

サフランと聞くと、黄色いご飯をイメージする人も多いのではないでしょうか。

 

存在としては知っていますが、改めて「サフランってどんなハーブなの?」と聞かれると自信がなくなってしまう方も少なくありませんよね。

 

実は、サフランにはライスだけではなく、ソースやティーなどバリエーション豊富な使い道があるって知っていましたか?

 

今回は、そんなサフランについての基礎知識と様々な使い方についてご紹介していきます。

 

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サフランとはどんなハーブなの?

サフランとは、一体どんなハーブなのでしょうか?

 

実は、サフランの風味や香りを生かした料理は世界中で楽しまれています。

 

有名なところでいえば、パエリア・ブイヤベースなどが思い浮かびますよね。

 

私も家にお客様が来るときは、おもてなしメニューでパエリアをよく作りますよ。

 

このように、サフランの風味や香りを生かした料理は世界中で楽しまれています。

 

サフランは、ほんのひとつまみでも効果が絶大で、味や香りにアクセントをつけたい時によく使われているんですよ。

 

・・・とはいえ、あまり使う機会がないのでどんなスパイスなのかは疑問がたくさんありますよね。

 

そこで、サフランとはどんなハーブなのか、味や香りの特徴や使い方についてお伝えしていきますね。

 

サフランってどんなハーブなの?

サフランは、もともと今のトルコ付近が原産で、4000年くらい前から栽培されていました。

 

使用する目的は、今のように食用ではなく、薬や香水、染料として使われていたんですよ。

 

それほど昔の人にとっては香りが華やかで特徴的だったのではないでしょうか。

 

そして、実は日本のアヤメと同じ仲間なのって知っていましたか?

意外と身近な花から取れるのは驚きですよね。

 

水溶性の鮮やかな黄色は、エジプトでは太陽を表す色として子孫繁栄の儀式に使用されていました。

そんなサフランは、スパイスの中でも一番高価とされています。

 

サフランはなぜそんなに高価なの?

ところで、サフランを購入しようとした時に、値段高!!と思ったことはありませんか?

 

実は、サフランは、花のめしべの部分を乾燥したもので1つの花につき1個しか取れません。

 

めしべの部分を使用するので、機械ではできず手作業での収穫になります。

 

サフランが取れるクロッカスという花は、1年に1回、朝だけしか開花せず花は2週間しか持たないんですよ。

 

1つの花からわずかな量しか取れないので、1gのサフランを収穫するのに500本の花が必要とされています。

これだけ手がかかっていれば高価なのも納得ですね。

 

サフランの味や香りの特徴は?

 

サフランは、甘くスパイシーで魅惑的な香りとほろ苦いような独特の風味を持ちます。

 

旧約聖書の中では「芳香を放つハーブ」として記されていたほど香りに特徴があるんですね。

私も家でパエリアを作る時はごくたまに使うんですが(いつもは家計の事情で安価なターメリックが多いです…)、やっぱりちゃんと使うと一味違いますね。

 

キッチン中にいい香りが広がるので、簡単なのに外食を食べに来たようなおしゃれな香りが広がりますよ。

 

サフランの効果・効能は?

サフランは、昔は食用としてでなく薬としても使われていました。

期待されていた効果・効能は以下の通りです。

 

・記憶能力の向上

サフランには「クロシン」という成分が含まれています。

クロシンには脳を活性化させる作用があり、中枢神経も活性化させてくれるんですね。

 

その結果、記憶能力の向上に効果が見られるとされています。

 

・気分がすぐれない時、寝付けない時、頭痛、めまい

 

脳機能の活性化は気持ちのリフレッシュにも効果があるんですよ。

また、頭痛やめまいの症状も和らげてくれます。

 

・女性特有の症状

サフランには血管を広げてくれる効果もあります。

血管が広がることで、血流が良くなり冷え性や肌質の改善など女性が悩みがちな症状にも効果があるんです。

ですが、子宮収縮してしまうことがあるので妊婦さんは控えた方がいいでしょう。

 

サフランの基本的な使い方

・きれいな黄色を出すには?

サフランの色素は水によく溶けるのであらかじめ水につけておきましょう。

 

20分程つけるときれいな黄色が出るのでそれを料理に使うことでむらなく色付けすることができます。

 

あまりおすすめはしませんが、急いでいる時は熱湯につけるかレンジで20秒ほど加熱するとすぐに使うことができます。

 

・ひとつまみってどれくらい?

料理のレシピを見ると、サフラン「ひとつまみ」という表記をよく見かけます。

ひとつまみは約0.1gなのですが、計るのも難しいので7本~10本程度と覚えておくと使いやすいですよね。

 

サフランの保存方法

サフランは湿気と日光にとても弱いスパイスです。

湿気ると香りが弱くなりますし、日光に当たると色が飛んでしまいます。

 

サフランを保存するときは密閉した容器で日光があたらないように保存したいですね。

サフランは、魅惑的な香りや優れた効能から香水や薬として使用されてきた長い歴史があります。

収穫や加工に手間暇がかかっているので高価なのも納得ですよね。

 

皆さんは、そんなサフランをご自宅で使う場合は何に使いますか?

 

続いては、私もよく作っている鮮やかな黄色を生かしたサフランライスの作り方をご紹介します。

 

カレー以外の使い道もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

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サフランライスの作り方は?カレー以外にも使えるの?

サフランライスって、食べたことがないとわざわざ家で作ろうとか思わないですよね。

 

ですが、一度作ってみると見た目や香りも華やかなのできっと家族にもビックリされますよ。

 

パッと目を引く黄色とエキゾチックな香りはまるでインドに来た気分にもしてくれます。

 

ここでは、サフランライスの炊飯器にお任せの簡単な調理方法とキレイに色づけるポイントをご紹介します。

 

サフランライスの簡単でおいしい作り方

材料(4人分)

  • 米 2合
  • サフラン 一つまみ(10本程度)
  • 塩 少々
  • 水 炊飯器の目盛り分
  • (お好みで)レーズン 20g

 

それでは、続いて作り方です。

 

作り方

  1. お米を洗う
  2. 炊飯器に入れ、水を分量より少し少なめに入れる(パラパラした方が食べやすいです)
  3. サフランを入れて、そのまま30分程度置き色を出す
  4. 塩を加えて軽く混ぜそのまま炊飯のスイッチを入れる
  5. 炊きあがった後にレーズンを加えさっとほぐす

 

サフランライスをおいしく作るためのコツとポイントは?

 

【色と香りをしっかり出すには?】

サフランの色素は水溶性なので、炊く前に水に浸してしっかり色を出してから使うことが大切です。

 

そして、色が出ているのを確認してから、炊飯スイッチを押しましょう。

 

気になる場合は、炊く前にサフランを取り除いてくださいね。

 

次に、大事なポイントを2つ。

 

(1)サフランは適量を守る事

少しでも色はしっかりつくので使いすぎには要注意です。

何より高価なのでもったいないです。

 

(2)パラパラご飯にした方が食べやすい

水を少なめにしてお好みでバターやオリーブオイルを入れるとパラパラとして食べやすくなります。

さらっとしたカレーにはパラパラのご飯の方がなじみやすくなりますよ。

 

サフランライスの使い道は?

サフランライスは、ご飯と一緒に盛り付ける料理に使うことができます。

いつものご飯を少し変えるだけで料理がワンランクアップしますね。

 

【カレー】

いつものカレーでもご飯にこだわることでおもてなし料理に早変わりです。

スパイシーで辛いカレーには炊けた後にレーズンやアーモンドを散らすことでマイルドになり食べやすいですよ。

 

【シチュー】

濃厚なクリーム味にはサフランの香りがよく合います。

白ごはんと合わせるより色のコントラストがきれいになりますし、黄色のご飯は食欲も刺激してくれます。

 

【サフランライスのサラダ】

サフランライスが余った次の日にはさっぱりとサラダ風にして楽しむこともできます。

 

温めたサフランライスにすし酢を入れて混ぜ、あとは生で食べる事ができる野菜(トマト・きゅうり・たまねぎなど)を加えて出来上がりです。

 

オリーブオイルを追加で入れるとさらにサラダ感が増しますよ~

 

サフランライスは難しく考えなくても炊飯器で簡単に作ることができます。

炊く前にしっかり浸水して色を出しておいてくださいね。

 

いつものカレーライスもたまにはご飯にこだわってみるのも面白いかもしれませんね。

 

サフランといえば、パエリアやブイヤベースが思い浮かぶように魚介料理との相性も抜群なんですよ。

 

そこで次は、煮込まずに作れるサフランソースについてお伝えしたいと思います。

 

サフランソースは魚に合うソース?作り方は簡単なの?

炊いたり煮込んだりする時に使うイメージがあるサフランは、簡単なソースにすることもできます。

 

サフランの鮮やかな黄色と香りを簡単に楽しめますし、華やかな気分にもさせてくれますよ。

 

サフランソースって何?魚料理に合うの?

サフランソースとはフランス料理で使われるソースの一種です。

 

白ワインとサフランを使っていて、ブイヤベースのような香りのよいソースになっていますよ。

 

サフランは香りが強いので、魚の生臭さを消してくれる効果があります。

その為魚料理に使われることが多いんです。

 

では、そんなサフランソースの作り方を見て行きましょう。

 

サフランソースの作り方

材料

  • バター 20g
  • オリーブオイル 大さじ1
  • サフラン 一つまみ(10本くらい)
  • 白ワイン 100ml
  • コンソメ顆粒 小さじ⅓
  • トマトピューレ 大さじ1
  • 水(煮詰まったら) 適量

 

作り方です。

  1. サフランを色が出るまで白ワインに浸す(最低20分)
  2. フライパンにオリーブオイルとバターを入れ、温まってきたら①の白ワインを入れアル  コールを飛ばす
  3. コンソメ顆粒とトマトピューレを入れ軽く温めて完成!

※煮詰まりすぎてしまったら水を加えて調整してください

 

魚のソテーはもちろん、エビやホタテ、鶏肉などにもぴったりです。

 

これが基本のレシピになりますが、もっとまろやかにしたい場合は生クリームを入れて作ることもできますよ。

 

③の時に生クリーム100mlを加えて、とろみがつくまで煮詰めると完成です。

 

生クリームを入れたバージョンは脂肪分の少ない白身魚や野菜に合わせるとおいしくいただけます。

華やかな香りで魚の嫌なにおいを消してくれるサフランソースは魚のソテーやエビ、ホタテ、鶏肉などにも使うことができます。

 

シンプルな材料で簡単に作ることができるので、一度試してみてくださいね。

 

ところで、ハーブと言えばハーブティーが思い浮かぶと思います。

じゃあ、サフランのハーブティーってどうなのか?ってかなり気になりますよね。

 

そこで最後に、サフランティーについてお伝えしたいと思います。

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サフランティーの作り方!味と香りはどんな感じ?

料理として使われるイメージのサフランですが、実はハーブティーとしても楽しむことができますよ。

 

ホルモンバランスを整えたり、生理痛を緩和する働きがあるので特に女性におすすめしたいハーブティーです。

 

私も家にサフランがある時はたまに飲んでいるんです。

体を温めてくれますし、頭痛やイライラがマシになるような気がしますよ。

 

最後にそんなサフランティーの作り方と味や香りなどの特徴をご紹介しますね。

 

サフランティーの作り方

  1. ティーカップにサフランをひとつまみ入れます(5~10本)
  2. 沸かしたお湯を上から注ぎ、10分程蒸らします。
  3. お湯にしっかり黄色い色がついたら出来上がりです。

 

そのままで飲みにくい場合ははちみつや砂糖などで甘みを足すことで飲みやすくなりますよ。

 

サフランティーをおいしく作るコツやポイントは?

(1)色がしっかり出るまで蒸らすこと

サフランの効果・効能は含まれる黄色い色素(クロシン)によるものです。

しっかり蒸らして色を出すことで効果が期待できます。

 

(2)他のハーブとブレンドする

カモミールやレモンバームと混ぜることで甘くすっきりした味になり、より飲みやすくなりますよ。

 

サフランティーの味と香りはどんなもの?

サフランティーには独特の苦みがあり、慣れない方にとっては少しクセのある味をしています。

 

ですが、家庭でよく飲む紅茶と比べると素朴な味で何杯でも飲めるような気がします。

 

なお、子宮を収縮する効果があるので妊婦さんは飲まないようにしてくださいね。

 

では、サフランについてたくさんお伝えしてきましたので、最後にまとめましょう。

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まとめ

今回は、サフランというハーブについてお伝えしました。

 

サフランは、とても魅惑的な香りと効果を持つハーブです。

 

サフランを使った料理は一見ハードルが高そうですが、知ってみると意外と簡単でしたね。

 

サフランソースのこともお伝えしました。

いつものご飯や魚のソテーが色と香りが加わるだけで一気におもてなし料理に変化するので、一度ご自宅でも作ってみてくださいね。

 

ハーブティーとしてサフランティーは、女性特有の悩みに効果がある女性の味方ともいえるハーブティーです。

ぜひ、美容と健康に活用してくださいね。

タラゴンとは?使い方や育て方のコツとポイントを徹底解説!

あなたは、タラゴンというハーブを聞いたことはありますか?

 

タラゴンは、名前だけ聞いてもピンと来る人の方が少ないと思います。

ですが、ヨーロッパではメジャーなハーブで特にフランス料理には欠かせないとされているってご存知でしたか?

 

あまりなじみがないハーブでも、使ってみると意外と好きな味や風味だったという事が良くありますよね。

 

ここでは、タラゴンってどんなハーブなの?という方に簡単にお伝えしていきます。

 

また、料理にはどうやって使えばいいのか?

育てるときはどんなことに気をつければいいのか?

など、疑問に思う方に向けて、使い方や育て方のコツとポイントをご紹介します。

 
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タラゴンとはどんなハーブなの?味や香りの特徴は?

タラゴンと聞いて「こんな見た目で、こんな味や香りで~」と分かる方は少ないと思います。

 

日本では、生の状態よりも乾燥の状態で売られていることが多いので、なかなかそのままの姿を見る機会は少ないんですよね…。

 

ですが、ヨーロッパでは「食通のハーブ」と呼ばれているほど有名なものなんですよ

 

ハーブをよく使うヨーロッパの方が食通のハーブと呼ぶくらいなのだから、それほど魅力があり、活用しやすいハーブなんですね。

 

ここでは、「タラゴンってどんなハーブなの?」「どんな味や香りなの?」という方に向けて簡単にご紹介していきますね。

 

タラゴンってどんなハーブ?

タラゴンはキク科ヨモギ属の植物で、実は日本のヨモギと同じ仲間なんです!

別名、エストラゴンや西洋ヨモギともよばれているんですよ。

 

ヨモギに似た風味なので、嗅いでみると日本人にも受け入れられやすい香りをしています。

 

日本ではあまりなじみのないタラゴンですが、ヨーロッパではセルフィーユ・パセリとともにフランス料理の三大ハーブとされているほど有名なものなんです。

 

古代のギリシャでは薬草や解毒剤に使われていたという歴史のあるハーブの1つと言われています。

 

どんな味と香りなの?

タラゴンは、ほろ苦さとかすかな辛みが加わったような味わいがあります。

また、香りは青っぽくやや甘ったるいような独特の風味を持っています。

 

甘い香りとかすかな辛みを持つことから、食欲の増進や消化の促進、痛みの鎮静といった効果が期待できます。

 

タラゴンはフランス料理の三大ハーブとされていたり「食通のハーブ」と呼ばれるほど有名なものです。

ヨモギと同じ仲間なので、使ってみると意外と懐かしい感じがするかもしれません。

 

文章で読むと複雑な香りや味なので、実際はどうやって料理に使うの?という方も多いかと思います。

続いては、タラゴンの使い方と私も実際に家で作っている簡単なレシピをご紹介します。

 

タラゴンの使い方!料理のレシピでおすすめなのは何?

タラゴンは独特のさわやかな香りと複雑な風味から、どういった料理に合うんだろう…?と思われる方もいらっしゃいますよね。

 

タラゴンは火を通すと香りが飛ぶので、なるべく加熱時間は短く仕上げにサッと使うほうがいいんですよ。

 

私は以前作った時に加熱し過ぎて失敗してしまったので、ここは注意しているポイントです。

 

香りに特徴があることから、肉や魚の臭みを消す、乳製品の脂肪感をスッキリと感じさせる効果があります。

 

ここでは、私が実際に作っているタラゴンを使ったレシピをお伝えします。

 

ハーブ初心者さんでも簡単に作ることができると思うのでぜひ真似してみてください。

 

タラゴンのさっぱりドレッシング

 

材料(作りやすい分量)

  • タラゴン 10㎝程
  • 玉ねぎ 1/6個分
  • りんご 1/4個分
  • にんにく 1かけ
  • 塩 小さじ1/4
  • お酢 大さじ3
  • オリーブオイル 1/2カップ
  • はちみつ(お好みで) 大さじ½

 

作り方

  1. タラゴンは小さく刻む
  2. 玉ねぎ・りんご・にんにくはすりおろす
  3. 材料を全て混ぜて出来上がり

 

野菜にぴったりなさわやかで優しい甘みのあるドレッシングなので野菜をもりもり食べることができます。

野菜不足の方にはぜひ試してほしい簡単なドレッシングです!!

 

タラのムニエルタラゴン風味

 

材料(2人分)

  • タラの切り身 2切れ
  • 塩 少々
  • 酒 大さじ½
  • タラゴン 5㎝程
  • こしょう 少々
  • 小麦粉 大さじ2
  • にんにく 1かけ
  • バター 20g
  • オリーブオイル 大さじ1
  • しょうゆ 少々

 

作り方

  1. タラに塩,酒,刻んだタラゴン、こしょうを振りかけ、10分程置いておく
  2. ①のタラの水気をふき取り、薄く小麦粉をつける
  3. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ香りが出るまで熱する
  4. タラを皮目から焼き、ひっくり返してからバターを入れ火が通るまで焼く
  5. 香りづけにしょうゆを少々垂らしてできあがり

 

臭みが気になりがちなタラはタラゴンの風味とよく合います。

タラのほかにも鮭や鯛などでもおいしく作ることができますよ。

 

鶏肉のクリーム煮込みタラゴン風味

 

材料(2人分)

  • 鶏もも肉 1枚
  • 玉ねぎ 1/2個
  • しめじ 1/2株
  • ほうれん草 2株
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 水 50㏄
  • 牛乳 100㏄
  • 生クリーム 50㏄
  • 固形コンソメ 1個
  • タラゴン 10㎝程
  • 塩コショウ 少々

 

作り方

  1. 鶏もも肉は一口大に切り、塩コショウで下味をつける
  2. ほうれん草は下茹でし、食べやすいい大きさに切っておく
  3. 熱したフライパンにオリーブオイルをひき、鶏肉を炒める
  4. 鶏肉に少し色がついたら玉ねぎを一緒に炒める
  5. 水、牛乳とコンソメを入れ、鶏肉に火が通るまで10分程弱火で煮る
  6. 生クリーム、しめじとほうれん草、刻んだタラゴンを入れ5分程煮詰める
  7. 塩コショウで味を調えて出来上がり

 

こってりしがちなクリーム煮もタラゴンの風味が加わることでいくらでも食べれるくらい軽く感じます。

生クリームを加熱しすぎると分離してしまうので気をつけてくださいね。

 

タラゴンを使った簡単なレシピをご紹介しました。

タラゴンの風味を楽しむためには、まずは簡単なものから試してみるといいですよ。

 

ドレッシングもいいですが、タルタルソースに混ぜるのもおすすめです。

いつものフライがワンランクアップしたおしゃれな味になりますよ。

 

ただし、タラゴンは使いすぎると主張が激しいので適量を守ってくださいね。

 
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タラゴンの育て方!挿し木や植え替えのコツとポイントは?

タラゴンにはフレンチタラゴンとロシアンタラゴンの2種類があります。

 

フレンチタラゴンは香りがよくそのまま料理に使います。

ですが、夏の暑さにより花が咲かず、増やすことが難しいので苗から育てることが多いとされています。

 

もう一つのロシアンタラゴンは比較的育てやすいですが、フレンチタラゴンより香りが弱いのでビネガーなどの加工品に向いているという特徴があります。

 

自分の使い道によって種類を選んでくださいね。

 

それでは、育て方のポイントについて6つのポイントに分けてお伝えします。

 

6つとも育てるうえでとても大切なポイントになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

(1)用土

水はけのよい土を好みますので、市販の場合はハーブ用の培養土を使用すると良いです。

自分で土を作る場合は赤玉の土を入れると保湿性が高くなってしまうので注意してくださいね。

 

(2)日当たり・置き場所

日光が多いとよく生育するので、日当たりが良く風通しの良い場所に置いてください。

ただし、夏の暑さには弱いので夏の間は直射日光が当たらない場所に置くと良いですよ。

 

逆に寒さに強く、寒さに当てないと春以降の生育が悪くなるので冬は外で育てるようにしましょう。

冬には地上に出ている部分が枯れてしまいますが、根の部分が生きているので安心してくださいね。

 

(3)植え付け

日本で流通しているタラゴンには「フレンチタラゴン」と「ロシアンタラゴン」の2種類があります。

フレンチタラゴンは苗で、ロシアンタラゴンは種で売られていることが多いので、それぞれの植え付け方法をお伝えしますね。

 

苗から育てる場合(フレンチタラゴン)

  1. 緑色が鮮やかな元気な苗を選びます。
  2. 鉢植えやプランターに間隔を空けて植えます。(大きく育つので、複数株植える場合は30㎝程度空けるようにしてください)
  3. 優しく土をかぶせ、最初は水をたっぷりあげます。
  4. あとは日当たりと風通しの良い場所に置いてください。

 

種から育てる場合(ロシアンタラゴン)

タラゴンは育つと大きくなるので点まきを行います。

詳しい手順は以下の通りです。

 

  1. 土に種を植える穴をあけます。(穴の間隔は30㎝程空けてください)
  2. 1つの穴につき3~5粒ほど種を植えます
  3. 上から優しく土をかけ、水をあげます。
  4. 発芽したら一カ所につき1株になるように間引きます。

 

苗から育てるときも種から育てるときも適している時期は少し暖かくなった3~5月が適しています。

 

(4)水やり

乾燥している状態を好むのでこまめな水やりは必要としません。

水をあげすぎると根腐れを起こしてしまい、せっかくの苗が枯れてしまいます。

土の表面が乾いていたら水をあげてくださいね。

 

(5)肥料

春から梅雨前までの生育期間中に液体の肥料をあげます。

この時期に肥料をあげて大きく育てることで元気な株にすることができますよ。

 

夏は暑さで株が弱ってしまいますが、ここで肥料をあげてしまうと逆に枯れてしまいますので注意してください。

冬は発育が止まってしまうので肥料は必要ありません。

 

(6)収穫

収穫に適している時期は5~10月です。

タラゴンは風味が落ちやすいので使う直前に収穫してくださいね。

 

枝を使う場合は切りすぎると株が弱ってしまうので、10㎝程は残すようにしましょう。

また、湿気に弱いので収穫を兼ねて剪定してあげると元気に育てることができますよ。

 

タラゴンを増やすにはどんな方法があるの?

基本的にタラゴンは花が咲かない品種とされていて、増やす方法は挿し木や植え替え(株分け)の2パターンです。

それぞれ方法をご紹介します。

 

・挿し木

挿し木の手順は以下の通りです。

 

  1. 成長した枝の部分を10㎝程度に切り取ります。(緑色が鮮やかで元気なところを選んでください)
  2. 「水揚げ」という作業を行います。(水揚げは切った枝の先端を1時間ほど水の中につけておく作業です。)
  3. 水揚げを行った後、土に植えておきます。

 

3週間程度で根が生えてくるので大きな場所に植え替えるなどして育ててください。

 

・植え替え

植え替えは葉がつき、茎が伸びてしっかりと根が張ったものを使用します。

手順は以下の通りです。

 

  1. 植え替えに使う株を根ごと掘り起こします。
  2. 掘り起こした株を植え替えがしやすい大きさにはさみなどで切り分けます。(茎の長さはだいたい10~15㎝くらいが扱いやすいですよ)
  3. 切り分けたタラゴンの株を土に植えます。根が長い場合は手で植えやすい大きさにまとめながら植えるとやりやすいですよ。
  4. 上から優しく土をかけて最後に水をたっぷりあげて出来上がりです。

 

タラゴンの根は太く、とぐろを巻いているような形なのでなかなか扱いにくいので注意してくださいね。

 
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まとめ

今回は、タラゴンというハーブについて、使い方や育て方のコツやポイントについてお伝えしました。

 

タラゴンはフランス料理にはなくてはならない代表的なハーブで複雑な味と香りを持ちます。

 

今回ご紹介した簡単なレシピは3つ。

  • タラゴンのさっぱりドレッシング
  • タラのムニエルタラゴン風味
  • 鶏肉のクリーム煮込みタラゴン風味

でしたね。

 

タルタルソースや市販のドレッシングに一振りすることでも楽しむことができますよ。

 

タラゴンは冬の寒さに当たることで成長が促進されるので、冬の間は外に出して育てるようにしましょう。

 

食通のハーブと言われるタラゴンを使って香りを楽しむ料理を作ってみてくださいね。

マロウブルーの味とハーブティーの作り方!育て方は難しい?

あなたは、マロウブルーというハーブの名前を聞いたことがあるでしょうか?

 

日本ではあまり有名ではないハーブかも知れません。

なので、「何それ?初めて聞いた~」という方もいらっしゃることでしょう。

 

ただ、可愛い名前と鮮やかな花を咲かせてくれるので、ガーデニングの植物としてならご存知の方もいると思います。

 

マロウブルーは、体の不調を和らげてくれたり、色の変化を楽しむ事ができるんですよ。

 

ですが、

  • そのハーブティーっておいしいの?
  • ハーブティーはどうやって淹れるの?
  • 育てるのは難しいんじゃないの?

と分からない事は多いですよね。

 

そんな方のために、今回はマロウブルーの味とハーブティーの作り方、育て方についてご紹介します。

 
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マロウブルーの味と香りは?どんなハーブティーなの?

ハーブとしてはあまり聞くことが少ないマロウブルーですが、私は家に人を招く時にこのハーブティーをよく使うんです。

 

ブルーという名前がつくので、皆さん「青色のものなんだろうな~」と想像はつくみたいです。

 

ですが、青い飲み物って普段あまり見ることがないのでいつも珍しがってくれるんですよね。

 

さらに、マロウブルーはハーブティーにした時に「ある変化」が起こるんです!

それが、みなさん「お~!!」と歓声を上げてしまうポイントだったりします。

 

そのことから、マロウブルーは「夜明けのハーブティー」という名前がつけられているのです。

 

まずは、そんなマロウブルーの基礎知識とハーブティの特徴をお伝えしますね。

 

マロウブルーってどんなハーブ?

ヨーロッパ原産で、古くから薬草として使われてきた長い歴史があります。

 

日本では「ウスベニアオイ」という別名があるんですよ。

 

花の色がとてもきれいなので、ハーブとして楽しむのはもちろん、ガーデニングでも人気のある品種。

なので、すでに育てているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

日本では本州より南の方でよく見られ、初夏から夏にかけて鮮やかな青紫~赤紫色の花を咲かせてくれます。

この花の色がマロウブルーの由来となっていますよ。

 

ほんのりと粘性を持つので、喉や粘膜を乾燥から守ってくれる効果があるんです。

入れるだけでとろみが出るのって珍しいですよね。

 

マロウブルーの味や香りって?

鮮やかな色から花の味が押し出された濃い味を想像される方も多いのではないでしょうか。

 

実は、マロウブルーは見た目とは裏腹にほんのりとした酸味があり、クセがなくさっぱりとした味なんですよ。

 

香りもほのかにフルーティーさが感じられますが、そこまで特徴があるわけではありません。

 

人によっては薬っぽいと感じる方もいらっしゃいますが、砂糖やはちみつなどで甘みを足してあげたり、ブレンドティーにすると飲みやすいですよ。

 

私はなんとなくのどの調子が悪いなという時にマロウブルーとカモミールを合わせたブレンドティーを飲むようにしています。

 

イガイガがスッキリしますし、カモミールの効果でリラックスしよく眠れるんです。

 

マロウブルーを使ったハーブティーの特徴

マロウブルーのハーブティーの特徴は、なんといっても「色の変化」でしょう。

 

まず、お湯を注ぐと鮮やかな濃い青色になり、入れてからしばらくすると空気中の酸素と反応して赤紫色になります。

 

そこで酸性にすると明るいピンク色に変化し、アルカリ性にすると明るい水色に変化するんです。

 

この色の移り変わりを「夜明けのハーブティー」と表現されているんです。

確かに、夜から朝に変わる空の色に似ていますよね。

 

また、マロウブルーは、古くからヨーロッパで薬草として使われてきた歴史があります。

現在でも、喉や粘膜を乾燥から守ってくれる効果を期待して飲まれていますよ。

 

そして、マロウブルーのハーブティーは色の変化が特徴的。

 

これからマロウブルーティーの淹れ方をご紹介しますが、「効能を楽しむか?」「色の変化を楽しむか?」によって淹れる方法が変わってくるんですよ。

 

では、そんなマロウブルーのハーブティーのおいしい淹れ方と飲みやすいアレンジ方法、色の変化の楽しみ方をご紹介します。

 

マロウブルーのハーブティーの作り方!美味しく作るには?

「夜明けのハーブティー」とも呼ばれる美しい色の変化が楽しめるマロウブルーのハーブティー。

 

実はマロウブルーのハーブティーは、同じ淹れ方をしても同じ色になることはないんですよ。

ご存知でしたか?

 

お湯の温度や蒸らし時間、その日の気温や天候によっても変わってきます。

 

では、マロウブルーのハーブティーのおいしい淹れ方をお伝えしていきます。

色の変化の楽しみ方も合わせてご紹介しますね。

 

マロウブルーハーブティーの淹れ方

 

【材料】1杯あたりの量

  • マロウブルー 花5~10個
  • お湯 200㏄

 

続いて、作り方をご説明しましょう。

 

  1. カップにお湯を入れる
  2. お湯の上にマロウブルーの花を浮かべる
  3. お好みで30秒から3分間蒸らす

 

お湯の温度を熱く(90度くらい)すると、効能成分がより抽出されますがやや早めに色が変わってしまいます。

 

お湯の温度をぬるく(70度くらい)すると、色を長く楽しむことができますよ。

 

さらに、より色を長く楽しみたい場合は「水出し」がおすすめです。

水出しの場合、量は一緒ですが抽出時間を長めにとるとよいでしょう。

 

耐熱の透明のグラスで淹れて、色の変化を楽しみながらゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

そのままの風味を楽しむこともできますが、味や香りがそこまで強いものではないのでアレンジして飲むのもおすすめです。

 

私も普段飲んでいるおいしいアレンジ方法をご紹介しますね。

 

おすすめのアレンジ方法

 

【カルピスを入れる】

カルピスの上に濃いめに煮だしたマロウブルーの液を入れます。

そうすると、カルピスの白・混ざりあったところは薄いピンク・マロウブルーの紫とグラデーションが楽しめます。

 

カルピスの甘みが加わってお子様でも飲みやすくなりますよ。

 

【いつもの紅茶とブレンドする】

マロウブルーのハーブティーは味があまり強くないので、普段の紅茶とブレンドすると風味が加わってよりおいしくいただけます。

 

【他のハーブティーとブレンドする】

 

おすすめのブレンド:

  1.  +カモミール:心身のリラックスをしたい時に
  2.  +レモングラス:むくみが気になる時に
  3.  +ペパーミント:気分をスッキリさせたい時に

 

はちみつや砂糖を入れるとより飲みやすくなります。

いろんなアレンジで味を楽しむのはもちろんですが、色の変化で見た目も楽しむことができますよ。

 

色の変化を楽しむには?

  • 鮮やかなピンク色にしたい時・・・レモン汁を入れて酸性にします。
  • 明るい水色にしたい時・・・重曹をほんの少し入れてアルカリ性にします。

 

この色の変化は、マロウブルーが持つ「アントシアニン」という色素が関係しています。

同じ色素を持つ「紫キャベツ」でも同じような色の変化があります。

 

マロウブルーは、レモン汁や重曹を入れる量によって「色の濃さ」も変わってくるのでおもしろいです。

 

ただし、重曹は入れすぎると苦くなってしまうので注意してくださいね。

 

一瞬で色が変わるので、パーティーの場面やお子様と一緒に楽しむこともできますよ。

 

マロウブルーのハーブティーはこんなシーンにおすすめ!

  • 喉を使いすぎてイガイガする
  • タバコを吸って違和感がある
  • 咳が止まらない
  • 痰が絡んで気持ち悪い

 

喉や粘膜をケアしてくれる効能があるので、喉が気持ち悪い時は試してみてくださいね。

 

マロウブルーのハーブティーは、様々な条件によって同じ淹れ方でも色が毎回変わります。

その時のオンリーワンの色を楽しんでくださいね。

 

ところで、そんなマロウブルーティーですが、あまり有名ではないのでお店ではあまり見つける事ができません。

じゃあ、どうすれば良いのか?

 

ご自宅で育ててみるというのは、良い方法の一つだと思います。

 

ただ・・・

  • 「マロウブルーって簡単に育てられるの?」
  • 「どんな花が咲くの?」
  • 「どんな大きさなの?」

等々と、分からないことが多いと不安ですよね。

 

そこで最後に、マロウブルーの基本の育て方についてお伝えします。

 
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マロウブルーの育て方!栽培方法は難しいの?

マロウブルーは比較的丈夫な植物なので、育て方はそんなに難しくありません。

 

寒さにも強いので、簡単な防寒対策をすることで冬も越すことができますよ。

 

ですが、植える前の注意点として2つあります。

 

1つ目は、品種によって育つ大きさに差があるので植える場所のレイアウトをよく考える事。

2つ目は、数年で枯れてしまうので定期的に株を新しくする必要がある事です。

 

私はマロウブルーを初めて植えた時、予想以上に大きくなったのでびっくりした経験があります…。

 

種からの育て方は6つのポイントに分けてご紹介します。

6つとも大事なポイントになるので、ぜひチェックしてくださいね。

 

 

(1)用土・肥料

マロウブルーは水はけがよく、弱アルカリ性の土を好みます。

 

使用する土はハーブ用のものでいいですが、弱アルカリ性にするため苦土石灰を一握り程度混ぜておくといいですよ。

 

その際に緩効性の肥料を混ぜておくと生育が良くなります。

 

(2)種まきの時期

マロウブルーの発芽温度は15~20℃です。

少し暖かくなってきた4~5月か、夏の暑さが落ち着いてきた9~10月が適していますよ。

 

(3)植え付け

マロウブルーは植え付けを嫌うので、直蒔きかポット蒔きで育てると簡単です。

直蒔きする時は、種を育てたい場所で点まきします。

 

点まきの手順は以下の通りです。

  1. プランターに土を入れ、種を蒔きたいところに5㎝程度の穴を作る
  2. くぼみの中に種を2~3粒ずつ入れる
  3. 上から土を優しくかけ、水をたっぷりあげる
  4. 発芽したら丈夫そうな芽を一つ残して後は間引く

 

大きくなる植物なので、1株ごとの間隔は50㎝以上空けるようにしてくださいね。

 

明るいところが好きなので、日当たりの良い場所に置きましょう。

 

(4)水やり

マロウブルーはどちらかというと湿度の高い環境を好みますが、常に土が濡れている状態だと根腐れを起こしてしまうことがあります。

 

水やりは土の表面が乾いているのを確認してから行いましょう。

夏は特に水が足りなくなることが多いので気をつけてくださいね。

 

(5)支柱立て

マロウブルーは品種によって60㎝~2mの高さまで育つものがあるんです。

大きくなって倒れないように、草丈が30㎝程度まで伸びてきたら支柱を立ててあげます。

 

(6)剪定・切り戻し

マロウブルーが大きくなると、葉が茂ってきて株の中の湿度が上がってきます。

株が大きくなったら茎を部分的に切って通気性をよくしましょう。

切る時は茎の長さを10~20㎝残すようにしてくださいね。

 

 

さあ、いかがだったでしょうか?

意外とポイントを押さえると簡単だとということが分かりましたよね?

 

上記のような6つのポイントをしっかりと押さえて、あなたも元気なマロウブルーを育ててください。

 

では、マロウブルーについていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 
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まとめ

マロウブルーは色の鮮やかさとは裏腹に味や香りはあまりくせがなくソフトな印象です。

 

他のハーブティーやカルピスと合わせてみるなど自分好みのアレンジで召し上がってみてください。

 

ハーブティーを淹れた最初の方は濃い青色、レモン汁を入れるとピンク、重曹を入れると水色に変化するなど見た目にも楽しむことができます。

 

育て方もそんなに難しくないので、ご紹介した6つのポイントを守って挑戦してみてください。

 

また、マロウブルーは移植を嫌います。

 

植え替えの際に根を傷つけると枯れてしまうことがあるので気をつけてくださいね。

 

ぜひご自宅で育てたブルーマロウで夜明けのハーブティーを楽しんでください。

チャイブとは?レシピと育て方のポイントを徹底解説!

みなさんは、チャイブという名前のハーブをご存知でしょうか?

 

ネギのような見た目と香りを持つチャイブ。

日本では名前を聞いてピンと来る方は少ないかもしれません。

 

ですが、知ってみると日本人になじみのある味や香りなので、他のハーブよりも使いやすいです。

 

チャイブってあまり聞いたことないんだけど、どんなハーブなの?

どうやって使うの?と思われる方も多いのではないでしょうか。

 

きっと、使い勝手がいいという事に気づけばご自宅でも育てたくなると思いますよ。

 

そこで、今回はチャイブの説明と簡単なレシピ、育て方についてお伝えしていきますね。

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チャイブとは?花も食べられる?ネギと違いはあるの?

「チャイブ」と聞いてその姿がわかる方は、ハーブについて詳しい方といってもよいと思います。

 

バジルやミントなどと比べるとあまり有名なものではないので、スーパーでも目立ちにくい所に置かれていたりします・・・。

 

そんな存在感の薄いチャイブですが、実はハーブ初心者の方にも使いやすいという特徴があるんです。

 

では、チャイブってどんなハーブなのか?

どの部分を食べるのか?

などについて簡単にご紹介していきますね。

 

チャイブってどんなハーブ?

チャイブは、見た目通りネギと同じ仲間のハーブです。

 

別名は、セイヨウアサツキ、またはエゾネギ。

なので、名前からも同じ仲間である事が伝わってきますね。

 

原産は中国で、マルコポーロが旅の時に持ち帰った事でヨーロッパに広がったんです。

それほど長い歴史を持つハーブでもあるんですよ。

 

ネギ類特有の辛み成分「硫化アリル」を含み、独特の味と香りがあります。

 

この硫化アリルには、消化促進や食欲増進の効果もありますので食事の時に取り入れると良いですね。

 

チャイブの食べられる部分はどこ?

主に葉の部分を食べますが、球根・花まで食べる事ができますよ。

 

葉は薬味として使う事ができますし、

球根や花は酢漬けにして、ピクルスやチャイブビネガーとして、

また花はトッピングとして、サラダなどの彩りに使う事ができます。

 

花はかわいいピンク色で丸っこくかわいい形をしているので花壇の彩りにも合うんですよ。

 

ネギ(アサツキ)との違いは?

見た目はすごく似ているアサツキとチャイブですが、チャイブのほうが見た目はやや細いです。

 

チャイブは、味や香りがマイルドなので、ネギのツーンとした香りが苦手な方は逆に食べやすいかもしれません。

 

日本では薬味としてよく使われるアサツキの原産は日本で、チャイブの変種といわれています。

 

アサツキは、夏の間休眠するので収穫はできません。

ですが、チャイブは1年中収穫することができますよ。

 

チャイブはネギと同じ仲間なので、ネギの代用として薬味代わりにも使うことができます。

 

葉だけでなく花や球根も食べることができるので色々な使い方がありそうですよね。

 

ですが、実際はどんな料理に使っていいかわからない…

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで続いては、チャイブを使った簡単レシピを教えちゃいます。

また、長期の保存手段として、チャイブバターやチャイブビネガーの作り方と使用方法をお伝えしますね。

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チャイブのレシピ!バターやビネガーが合うってホント?

チャイブは「ネギ」に似た風味を持ち、和洋中どんな料理にも相性がよい便利なハーブです。

 

カロテンの豊富な緑黄色野菜として、西洋では特に「卵料理」や「ジャガイモ料理」によく使われています。

 

私も、お休みの日の朝ごはんには、チャイブを入れたオムレツをよく作っていますよ。

何も入れないオムレツと比べて彩りもよくなりますし、ネギのような香りがよりおいしくなります。

 

では、私がよく作っているチャイブのレシピを3つご紹介しますね。

 

チャイブのとろとろオムレツ

材料(2人分)

  • 卵 3個
  • 牛乳 大さじ2
  • 塩コショウ 少々
  • チャイブ 10本くらい
  • 砂糖 小さじ1
  • オリーブオイル 大さじ1

 

それでは、作り方を見て行きましょう。

  1. よく溶いた卵にみじん切りにしたチャイブ、牛乳、調味料を入れてよく混ぜます。
  2. 熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、卵液を一気に加え半熟になるまで大きくかき回します。
  3. 最後に、オムレツの形に整えて完成です!

 

すごくカンタンですね。

黄色と緑の色合いがきれいで簡単にできるお気に入りの一品です。

 

初めて料理に使う方はぜひ試してみてくださいね。

続いて、簡単なのにお洒落さが際立つチャイブのタラモサラダのレシピをご紹介しましょう。

 

チャイブのタラモサラダ

材料(作りやすい分量)

  • じゃがいも 3個
  • 明太子 1腹(皮はこそいでください)
  • チャイブ 15本くらい
  • マヨネーズ 大さじ3
  • バター 少々

 

作り方を見てみましょう。

  1. じゃがいもはよく洗ってラップに包、み5分ほどレンジで加熱します。
  2. やわらかくなったら皮をむいて、熱いうちにつぶしておきましょう。
  3. じゃがいもの粗熱がとれたら、明太子、チャイブ、マヨネーズを和えてできあがり!

 

チャイブは、じゃがいも・マヨネーズともよく合います。

つぶして混ぜるだけなのにいつものポテトサラダよりおしゃれ感が増しますよ。

 

きのこのバターしょうゆパスタ

材料(2人分)

  • パスタ 200g
  • オリーブオイル 大さじ1
  • にんにく 1かけ
  • きのこ(しめじ・えのき・まいたけなど)100g
  • しょうゆ 小さじ1
  • バター 10g
  • 塩コショウ 少々
  • チャイブ 5本くらい

 

では、作り方です。

  1. にんにくはみじん切り、きのこは食べやすい大きさに割く
  2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、香りが出てきたらきのこをいれ軽く炒める。
  3. ゆでたパスタを入れ、バター・しょうゆ・塩コショウで味を整える
  4. 仕上げに刻んだチャイブをかけてできあがり

 

これはチャイブを薬味として使っています。

パスタのほかにも冷奴やラーメンなど普段はネギを使う所を変えてみてもいいと思いますよ。

 

ところで、チャイブの葉や花がたくさん収穫できた時におすすめなものがあります。

 

  • チャイブバター
  • チャイブビネガー

この2つです。

 

2つとも混ぜるだけ、漬けるだけで簡単に作ることができて保存もききますよ。

 

チャイブバター

材料(作りやすい分量)

  • バター(室温に戻したもの)100g
  • チャイブ(みじん切り) 大さじ1~2
  • にんにく(すりおろし) 1かけ
  • 黒こしょう 少々

 

作り方

  1. 室温でやわらかくしたバターに材料を全て入れてよく混ぜます。
  2. 冷蔵庫に入れて冷えて固まったら出来上がり!

 

1日置いておくことで、味がなじんでおいしくいただけますよ。

※たくさん作ってラップで棒状に包む事で冷凍保存も可能なので便利です。

 

使い方もご説明しておきますね。

 

【ブルスケッタ】

フランスパンに塗ってトーストし、角切りトマトとオリーブオイル・塩コショウを和えたものを乗せます。

簡単にできておつまみにもぴったりなので、白ワインと一緒に頂くときはとても幸せな気持ちになります。

 

【魚や肉を焼くときの香り付けに】

シンプルなソテーの上に乗せるだけでも、何気ない料理がぐっとおしゃれになりますよ。

特に鮭や鶏肉など、くせのないものによく合います。

 

チャイブビネガー

チャイブビネガーとは、チャイブの花をお酢に漬け込んだものです。

花のピンク色がお酢に移ってピンク色になるので見た目がとてもかわいらしいですよ。

 

では、材料から見て行きましょう。

 

材料(作りやすい分量)

  • チャイブの花 20g
  • 米酢、りんご酢、白ワインビネガーなど 200cc

 

続いて、作り方です。

  1. チャイブの花は収穫後よく洗って水気をふき取ります
  2. 煮沸消毒して水気をふき取った瓶にチャイブの花とお酢を入れて冷蔵庫に入れます。
    (お酢は瓶の口いっぱいまで入れるようにしてください)

 

3~5日ほどで、花のピンク色がお酢に移ってきれいな色になります。

ただし、お酢が濁ってしまうので、10日ほどつけたら花を取り出すようにしてくださいね。

 

最後に使い方をお伝えしますね。

 

【餃子のつけだれや甘酢あんかけに】

ネギのような香りが付いているので中華系の料理にぴったりです。

 

【カルパッチョなどのドレッシングに】

チャイブビネガーはお魚との相性がいいのでカルパッチョにおすすめです。

ビネガーとオリーブオイル、塩コショウを混ぜるだけで簡単に作ることができますよ。

 

チャイブを使った簡単なレシピや長期保存の方法としてバターやビネガーの作り方や使用方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?

 

特に、使い慣れていないハーブだと、なかなか挑戦するのが難しいと思われがち。

でも、ネギの代わりに使うと思えば使いやすくなると思いますよ。

 

一度使ってみると、その使い勝手のよさに「自宅でも育ててみたい!」となるかもしれません。

ですが、育て方を全く知らないと不安ですよね。

 

そんな方のために、最後にチャイブの育て方についてポイントをご紹介します。

 
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チャイブの育て方!増やし方と寄せ植えのポイントは?

チャイブは、育てるのが簡単!

なので、比較的初心者におすすめのハーブと言えます。

 

チャイブは、種からでも簡単に育てる事ができますが、1年目は葉が細いので食用には向きません。

 

花が咲くのは2年目以降、収穫が安定するのは3年目からと少し時間がかかります。

すぐに楽しみたい方は苗から育てる事をおすすめしますよ。

 

それでは、育て方のポイントを6つに分けてご紹介していきます。

 

6つとも私が育てるときに大事にしているポイントなのでぜひ参考にしてみてくださいね。

 

(1)用土

保湿性があり、水はけのよい土を好むのでハーブ用の培養土を選ぶといいですよ。

弱アルカリ性が適しているので、植えつける前に一握りの苦土石灰を混ぜ込みましょう。

土を入れる前に鉢底石を引いて水はけを良くして下さいね。

 

(2)日当たり・置き場所

チャイブは日当たりと風通しがよいところを好みます。

ただし、夏場の直射日光は強すぎて枯れてしまう可能性があるので、夏場は半日陰に置くようにしてください。

 

(3)植え付け

植え付けに適している時期は少し暖かくなった3~5月ごろが適しています。

 

【種から育てる場合】

  1. プランターに土をいれ、種を全体的にばら撒きます。
  2. 上に1cmほど土をかぶせ、新聞紙で覆います。
    (チャイブの種は光を嫌うので、芽が出るまでは光に当てないようにしてくださいね)
  3. 芽が出るまで土が乾かないように水をたっぷりあげます。
  4. 発芽したら葉がくっつかないように適宜間引くようにしましょう。

 

【苗から育てる場合】

  1. 苗を手に入れたら、すぐに土に植えるようにします。
  2. 1本ずつだと倒れてしまうので3~4本ほどを1ヵ所にまとめて植えてください。
  3. 間隔は15~20cmほど空けてください。
  4. 植えた後はすぐに水をあげずに、葉が少ししおれてきたらたっぷりあげましょう。

 

(4)水やり

チャイブは乾燥を嫌い、湿り気のある状態を好みます。

葉っぱがしおれてきたら水をあげるタイミングです。

冬場も忘れずにあげるようにしてくださいね。

 

(5)肥料

株を植えつけるときにゆっくり作用する緩効性肥料を与えます。

肥料が不足すると葉の先が黄色っぽくなってしまうので、与える目安にしてくださいね。

成長期には水やりをかねて液体肥料をあげるとよいですよ。

 

(6)収穫

収穫は、葉の高さが20cm程度まで伸びたら収穫が可能になります。

土から5cmほど残して収穫しましょう。

 

花が咲くと葉が硬くなってしまうので、葉っぱをメインに楽しむ場合はつぼみができたら取り除くようにしてください。

 

チャイブの増やし方!株分けの方法とベストな時期は?

チャイブの増やし方は種まきと株分けの2つの方法があります。

種まきは植え付けの所で手順を紹介しているので、ここでは株分けの方法をご紹介しますね。

 

【株分けの手順】

  1. 株の周りをやさしく掘り上げます。
  2. 根に付いた土を軽く落とします。
  3. 根をよく観察し、腐っている部分や枯れている部分は切り取りましょう。
  4. 残った根を傷つけないように3~5本ほどをまとめて植えつけます。

 

植えつける間隔は15~20cmほど空けるとゆったりと育てる事ができます。

種まきや株分けのベストな時期は過ごしやすい3~5月か9~10月ですので覚えておきましょう。

 

チャイブの寄せ植えについて

寄せ植えを行うときは、ハーブが育つ環境を押さえておくことが大切になります。

 

  • 日当たりを好むか?
  • 水がたっぷり必要か?

など生育環境が似ているものを組み合わせると育てやすくなります。

 

また、よく作る料理に合わせて種類を選ぶと一度に収穫できて便利ですよ。

 

ここでは、私が実際に行っている寄せ植えの組み合わせをご紹介しますね。

 

【イタリアンパセリ・バジル・チャイブ⇒イタリアンをよく作る方におすすめ】

3つともトマト料理や肉・魚のグリルなどと相性がよいものになります。

料理の仕上げに乗せるだけで香りも見た目を華やかになりますし、何よりも使いやすいです。

 

【チャイブ・セルフィーユ⇒スープの薬味におすすめ】

この2つは特にポタージュ系のスープによく合います。

セルフィーユとチャイブを一緒に植えることでチャイブの成長を促し、風味を良くしてくれますよ。

 

育て方や増やし方のポイントを押さえて、上手にチャイブを育ててくださいね!

では、チャイブについてたくさん説明したので最後にまとめましょう。

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まとめ

今回は、チャイブというハーブについて、レシピや育て方についてお伝えしました。

チャイブはネギと同じ仲間で味や香りも似ています。

 

そして今回ご紹介したレシピは3つ。

  • チャイブのとろとろオムレツ
  • チャイブのタラモサラダ
  • きのこのバターしょうゆパスタ

でしたね。

 

今回紹介したものの他にも、冷奴やラーメンなどネギを使う場面で使ってみると新しい発見があるかもしれませんね。

 

育てる時はすぐ楽しみたいときは苗から、種から育てるときは食べるまでに3年ほどかかるので気をつけてください。

育て方は6つのポイントを押さえる事が大切です。

 

相性のよい卵やじゃがいも料理にぜひ使ってみてくださいね。

ディルの使い方と栽培方法!保存して長持ちさせる方法は?

特に魚料理との相性が良いとされているハーブのディル。

ヨーロッパなどでは古くから様々な料理に使われているポピュラーなものです。

 

ですが、日本の料理にはあまり使う機会がないですよね。

 

スーパーで売っているのは見たことがあるけど、どうやって使うの?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

せっかく食べるならフレッシュなものを楽しみたいけど育てるのは種から?苗から?

と迷ったり、収穫後の保存方法が分からない方も多いと思います。

 

今回は、ディルの使い方や育て方、長持ちさせる保存方法をご紹介します。

 
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ディルの使い方!料理のレシピは何がおすすめ?

ディルの語源は古代の北欧の言葉で「鎮(しず)める」という意味があり、昔は、しゃっくりを止める効果があるとして使われてきたんですよ。

 

ディルは葉や茎にスッキリとしたさわやかな香りがあり、噛むとほんのりとした甘みを感じます。

レストランではサラダなどにも飾られていることが多いですよね。

 

ですが、ディルという名前は知っているけどどんな料理に使えばよいかわからない…と思う方は多いかと思います。

 

難しく考えずにいつもの料理に少し足すだけで新鮮な香りをつけることができますよ。

 

ここでは、ディルの使い方をご紹介するとともに簡単な料理のレシピを3つほどお伝えします。

 

ディルの使い方は?

さわやかな香りを持つディルは「魚のハーブ」と呼ばれているほど魚との相性が良いとされています。

また、さわやかさと辛みを感じる種子は、ピクルスやカレーのアクセントなどにも使われたりします。

 

魚料理のほかにも酸味のあるものともよく合うので、ドレッシングやマリネなどにも使うことができますよ。

では、具体的な使い方が分かるように簡単なレシピをご紹介しましょう。

 

ディルを使った簡単レシピをご紹介!

 

【サーモンとディルのホイル焼き】

材料(2人分)

  • サーモン 2切れ
  • 塩コショウ 適量
  • 赤パプリカ 1/4個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • しめじ 1/4房
  • マヨネーズ 大さじ3
  • 白ワイン 大さじ1 と1/2
  • ディル 10g
  • レモン お好みで

 

作り方

  1. サーモンに塩コショウで下味をつける
  2. 玉ねぎ・パプリカは薄くスライスし、しめじは食べやすい大きさに割く
  3. マヨネーズと白ワインを混ぜてソースを作っておく
  4. ディルは細かく刻んでおく
  5. アルミホイルに野菜・サーモンをのせ、マヨネーズソースとディルの半量をかけ包む
  6. フライパンに包んだホイルをのせ、中火で10分程加熱する
  7. 5分程余熱で火を通す

 

食べる前に残りのディルとお好みでレモン汁をかけると香り良く楽しむことができます。

ディルとサーモンはすごく相性がいい組み合わせなので特におすすめですよ。

焼き物の次は、サラダに行ってみましょう!

 

【サバ缶とディルのポテトサラダ】

材料(2人分)

  • じゃがいも 2個
  • サバの水煮缶 1缶
  • ディル 10g
  • 塩 適量
  • マヨネーズ 大さじ3
  • レタス

 

作り方

  1. じゃがいもは皮のままレンジで加熱し、柔らかくなったら皮をむいて軽くつぶしておく
  2. 鯖缶は身をほぐしておく
  3. じゃがいもとサバ缶、マヨネーズ、刻んだディルを混ぜ、塩で味を整える
  4. お皿にレタスを敷き、その上に盛り付ける

 

ディルはじゃが芋やマヨネーズともよく合います。

そのまま食べてもいいですし、飽きてしまったらチーズをかけて焼いたりサンドイッチにもぴったりですよ。

次は、大人も子供も大好きなクリームパスタのレシピをご紹介します。

 

【ディルのレモンクリームパスタ】

材料(2人分)

  • スパゲティ 200g
  • 豚バラ肉 100g
  • オリーブオイル 大さじ2
  • にんにく 1かけ
  • 白ワイン 30ml
  • 生クリーム 150ml
  • レモン 1/2個(絞り汁)
  • ディル 10g
  • 塩・黒コショウ 適量

 

作り方

  1. にんにくはみじん切り、豚肉は一口大に切っておく
  2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが出るまで炒める
  3. 豚肉を入れ、色が変わるまで炒める
  4. 豚肉に火が通ったら塩コショウで味をつけ白ワインを入れ、アルコールを飛ばす
  5. 生クリームを入れ少し煮詰め、レモン汁を加える
  6. 茹でたスパゲティを入れソースと絡める
  7. お皿に盛り付け、小さくちぎったディルを飾る

 

ディルの香りはこってりしがちなクリームソースのパスタにもぴったりです。

豚肉の代わりにスモークサーモンでも合いますよ。

 

さて、ディルの使い方や簡単なレシピをご紹介してきましたがいかがですか?

 

初めてだとどんな料理に使っていいか分からなくなりますが、ホイル焼きやポテトサラダなど、普段の料理が新鮮な風味になるので一度試してみてくださいね。

 

ところで、ディルはスーパーなどでもよく見かけますが、収穫したての方が香りが良いですよね。

フレッシュな香りを楽しむために家で育ててみたいと思っても、分からない事はたくさんあるかも知れません。

 

そこで、続いては初めての方でもできるディルの育て方をお伝えします。

 
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ディルの栽培方法!育て方のコツとポイントとは?

独特の風味を持つディルは、日本のハーブである「セリ」と同じ仲間なんですよ。知ってましたか?

特徴がある香りという面では、少し似ているところもありますよね。

 

そんなディルは、種からでも苗からでも育てることができますが、1株のサイズが大きくなるので育てる量には注意が必要です。

 

では、育てるうえで気をつけることを7つのポイントに分けてご紹介します。

上手に育てるためには大事なポイントになってくるので、キチンと目を通してくださいね。

 

ディルの育て方「7つのポイント」!

 

(1)用土・プランターの選び方

まず、ディルは、水はけがよく、保水性があるしっとりとした土を好みます。

市販のものでは、ハーブ用か、草花用培養土を選ぶと良いですよ。

鉢植えなら24㎝の8号鉢、プランターは45~60㎝ほどのものを使いましょうね。

 

(2)植える時期

植える時期ですが、種植えも苗植えも適期は4~5月か9~10月です。

ディルは夏の暑さが苦手なので、初めて植える方は秋に植えた方が失敗しにくいですよ。

 

(3)植え付け

植え付けは、種から育てる場合と、苗から育てる場合があるので、それぞれご説明しますね。

 

【種から育てる場合】

ディルは育つと1株が大きくなるので、8号鉢に1カ所、プランターなら3~4カ所を目安に植えるようにしましょう。

 

植え方の手順は以下の通りです。

  1. 鉢植えやプランターに土を入れる
  2. 1㎝程の穴をあけ、種を3~5粒ほど蒔く
  3. 土をごく薄くかけ、上から優しく押さえます
  4. 発芽するまでは土が乾かないように水をたっぷりめにあげるようにしましょう

 

ディルは育つにつれて大きくなるので、早い段階で間引いてあげると、うまく育ちますよ。

では、続いて苗から育てる場合を見て行きましょう。

 

【苗から育てる場合】

まず、苗は緑が鮮やかで変色していないものを選びます。

苗から植える時も、種から育てる時と同じように「間隔」を守ることで育てやすくなります。

 

植え方の手順は以下の通りです。

  1. 鉢植えやプランターに土を入れる
  2. 育苗ポットから苗を取り出し優しく植える
    (この時、根を傷つけないように根をほぐさずに植え替えましょう)
  3. 水は最初にたっぷりあげて、それ以降は土の表面が乾いてからあげるようにします

 

本来ディルは、植え替えを嫌う品種です。

なので、植え替えを行う際に根を傷つけてしまうと枯れてしまう事もありますので注意してくださいね。

 

(4)置き場所・日当たり

ディルは日当たりと風通しが良いところを好みます。

ですが、日本の蒸し暑い夏を嫌うので、夏の間は直射日光を避けるようにしましょう。

 

(5)水やり

水やりの頻度をお伝えしておきます。

ディルは乾燥している状態をあまり好まず、葉っぱがしおれてしまうことがあります。

なので、土の表面を観察し、乾きかけていたらたっぷりとあげるようにしてください。

 

(6)肥料

植えるときに効果がゆっくりな肥料を混ぜるか、植え付けの時期には月に2回ほど液肥をあげるようにしてください。

真夏の間は、特に必要ありません。

 

(7)収穫

ディルの草丈が20㎝程になったら摘芯を兼ねて収穫します。

この頃になると倒れやすくなるので支柱を立ててあげると良いですよ。

 

また、花が咲くと香りが弱まるので「つぼみ」がついてきたらこまめに取り除きましょう。

 

ディルの栽培で気をつける病気や害虫は?

ディルは、基本的には病害虫に強いハーブとされていますが、注意すべき害虫と病気がありますのでご紹介しておきますね。

 

【キアゲハ】
夏になると、ディルの香りに誘われて卵を産み付ける場合があります。

幼虫がふ化するとあっという間に葉が食べられてしまうので、夏が始まるまでに防虫ネットなどで予防しておくと良いです。

もし見つけたら葉っぱごと切り取るようにしましょう。

 

【うどんこ病】
高温環境下で湿度が低いと、葉や茎が白い粉のようなカビがつくことがあります。

それが「うどんこ病」です。

 

初夏から秋にかけて発生することが多いので、よく観察してくださいね。

窒素を含む肥料を控えたり、葉を間引いて風通しを良くすることでも防ぐことができますよ。

 

ディルは育てるのが初めての方は、種からの方が簡単に育てることができます。

苗から育てる場合、根についた土をほぐさないように植えると傷がつきにくいので優しく植えてあげましょうね。

 

また、ディルは夏の暑い環境があまり得意ではないので9月頃の植え付けの方が育てやすいですよ。

 

ところで、ディルは1株が大きく育つので、収穫する時は量が多く採れることもあります。

 

そんな時に気になるのは「保存方法」ですよね。

ディルの味や香りは、どれくらい持つのでしょうか?

 

・・・ということで、最後にディルの保存方法と保存期間についてお伝えしていきますね。

 
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ディルの保存方法!長持ちさせるには冷凍する?ソースにする?

ディルは1株が大きいので、収穫時期になるとたくさんの量が採れることがあります。

 

できるなら新鮮ないい状態のうちに使い切りたいところですが、なかなか難しいところもありますよね。

合わせて、ディルは葉が柔らかく細いので保存が難しいとされているんです…。

 

ここでは、そんなディルの簡単にできる保存方法と、冷蔵・冷凍・ソースという方法別の保存期間についてご紹介しますね。

 

冷蔵の場合

ディルは、乾燥させると香りが飛んでしまうためできるだけ乾燥させずに保存することが重要になってきます。

 

ディルの葉や茎を冷蔵庫で保存する場合の手順は、以下の通りです。

  1. ディルはよく洗って水で湿らせたキッチンペーパーに包む
  2. 密封できる保存袋に入れ空気を抜く
  3. 野菜室に立てて保存する

 

濡らしたキッチンペーパーは1日おきに交換してくださいね。

 

保存期間

約1週間持ちますが、できるだけ早く使い切るようにしてください

 

メリット

一時的に保存する場合は手軽に保存することができます

 

デメリット

キッチンペーパーを毎日交換することが少し大変です

 

冷凍の場合

冷蔵では使い切ることができない場合は、冷凍してしまうのも手段の1つです。

 

冷凍保存する場合の手順は以下の通りです。

  1. ディルはよく洗って水けをふき取る
  2. ジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜く
  3. 冷凍庫で保存する

 

保存期間

約1か月程持ちますが、フレッシュと比べると香りは劣るので早めに使い切るようにしてください

 

メリット

保存袋に入れて冷凍庫に入れるだけなので、簡単に保存することができます。

 

デメリット

鮮度のいいものと比べてしまうと香りは劣ってしまいます。

 

ソースにする場合

ディルはオイルを使ってソースにしたりお酢につけたりすることでも保存することができます。

簡単に作れるディルソースと、ハーブビネガーの作り方をご紹介しますね。

 

【ディルソース】

作りやすい分量

  • オリーブオイル 100㏄
  • ディル 5~10本(他のハーブを混ぜてもOK)
  • にんにく 1かけ
  • 塩コショウ

 

作り方

  1. ディルはよく洗ってしっかり水気を切ります
  2. ミキサーの中に材料を全て入れ、なめらかになるまで撹拌する

 

パスタや魚のムニエルにかけたり、タルタルソースなどに加えてもおいしく頂くことができます。

 

【ハーブビネガー】

作りやすい分量

  • ワインビネガー 250㏄
  • ディル 4~5本(他のハーブを混ぜてもOK)

 

作り方

 

  1. ディルはよく洗って水気をしっかりふき取る
  2. 煮沸した瓶にワインビネガーとディルを入れて冷蔵庫で保存します

 

出来上がりの時期ですが、一日一回ひっくり返して撹拌し、1週間ほどで香りが移ります。

ドレッシングやマリネ液に使うと、香りが立って楽しむことができますよ。

 

保存期間

今回ご紹介したものは、冷蔵庫で1か月くらい保存することができますが、使う際は清潔なスプーンを使う事を守ってくださいね。

また、一度開けた後はなるべく早めに使い切るようにしてください。

 

メリット

調味料としての保存なので、利用の幅が広がります。

 

デメリット

瓶の煮沸やミキサーの用意や洗浄など少し面倒な作業があります。

 

冷蔵・冷凍・ソース

この3つのメリット・デメリットを見比べて、やりやすい保存方法を選んでくださいね。

 

それでは、ディルについてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 
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まとめ

 

今回は、ディルの使い方と育て方、保存方法についてお伝えしてきました。

 

ディルは「魚のハーブ」と呼ばれるほど魚との相性が良く、特にサーモンにはぴったりです。

じゃがいもやマヨネーズなどにも合うのでぜひ使ってみてくださいね。

 

苗から育てる時は傷つけてしまうと枯れる原因にもなってしまうので、初めての方は種からがおすすめです。

育て方は7つのポイントを参考にしてみてください。

 

ディルはたくさん収穫できるので香りを楽しむためには保存方法が大事になります。

冷蔵・冷凍・ソースの中で、自分の使い方に合ったものを選んでください。

 

さわやかな香りを持つディルを日常に取り入れてみてくださいね。