あなたは、アロマティカスというハーブを聞いたことがありますか?

 

アロマティカスは、分厚くぽってりとした葉をしていて、見た目は多肉植物みたいに可愛らしいんです。

 

見た目が可愛いので、食べるだけではなく、お部屋のインテリアにもピッタリですよ。

 

でも、それほど有名ではないため、おそらく名前を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか?

 

「アロマティカスってどんなハーブなの?」

「どうやって育ててどう楽しむの?」

 

なんて思う方もいらっしゃいますよね。

 

そこで今回は、アロマティカスというハーブについて、育て方や増やし方、どんな料理におすすめなのかをご紹介していきますね。

 

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アロマティカスの育て方!上手に育てるコツやポイントは?

 

アロマティカスは、言うまでもなく、名前に「アロマ」とつきます。

 

名前のように、香りが良いハーブとして有名なんです。

 

葉に軽く触れるだけで、ミントを香水にしたようなさわやかな香りしますよ。

 

 

また、アロマティカスは、ハーブと多肉植物の中間のような特徴を持っています。

なので、こまめな世話が必要なくて、初心者にもおすすめの育てやすいハーブなんです。

 

では、アロマティカスについてよく知らない方のためにどんなハーブなのかご紹介していきますね。

 

育て方のポイントも5つに分けてご説明します。

5つとも、私が育てる時に気をつけている事なのでよくチェックしてみてください。

 

アロマティカスってどんなハーブなの?

 

アロマティカスは、実はミントやバジルと同じシソ科のハーブなんですよ。

 

一見共通点はないように感じますが、「香りに特徴がある」という面では似ていますよね。

 

 

原産は東南アジアやインド。

食べられる多肉植物として楽しまれてきています。

 

アロマティカスの葉は柔らかい毛で覆われており、触ると香りが立ちプニプニしていて気持ちいいので、私もよく指で触っては楽しんでいますよ。

 

 

最近は、そのさわやかな香りから「育てる芳香剤」とも呼ばれています。

 

なので、人工的な強い香りが苦手な方におすすめですよ。

 

アロマティカスの育て方は?

 

では、早速育て方の流れを順番に見て行きましょう。

 

 

(1)用土

 

多肉植物と似ているので、水はけのいい土を選びましょう。

 

ホームセンターなどで買う場合は多肉植物用の土や観用植物用の土を選ぶと良いです。

 

 

(2)日当たり・置き場所

 

日当たりの良いところを好みますが、夏の直射日光には注意が必要です。

 

夏場は明るい日陰に置くか、レースのカーテンなどで日光を優しく遮ってあげてください。

 

また、寒さは苦手なので10℃を下回ると枯れてしまう事があります。

 

冬場は室内で育ててあげてくださいね。

 

 

(3)植え付け

 

アロマティカスは種があまり売っていないので主に苗から育てます。

 

春から秋にかけていつでも植えることができますが、寒くならないうちに行いましょう。

 

 

(4)水やり・肥料

 

アロマティカスの成長を一番阻害するのは「水のやりすぎ」です。

 

 

アロマティカスは、乾燥した状態を好みます。

なので、土が乾いているかしっかりと確認してからあげるようにしてくださいね。

 

肥料も特に必要としないので、葉の色が悪くなった時のみ液肥を少しだけあげましょう。

 

 

(5)剪定・切り戻し

 

アロマティカスは繁殖力が強く成長も早いので、葉が茂ってきたら間引いたり、剪定(せんてい)を行ってください。

 

特に、梅雨の時期は湿気がこもらないように、根元の近くをこまめに間引いてくださいね。

 

 

さて、いかがでしょうか?

 

アロマティカスは育てるのが簡単で香りもいいので、部屋のいろんな場所で育てたくなりますよね。

 

実は、いろんな所で育てるには、1つの株から簡単に増やすことができるんです。

 

なかなかお得な感じがするハーブなのです。

 

ということで、続いては、アロマティカスの増やし方について3つの方法をご紹介します。

 
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アロマティカスの増やし方!挿し木や水耕栽培で増やせるの?

 

アロマティカスは繁殖力が強く、成長も早いパワフルなハーブです。

 

増やしてあげることで、お部屋のいろんな場所で楽しんだり、おすそ分けにも使えたりしますよ。

 

 

ただし、1つの鉢で育て続けると、鉢の大きさによっては根でいっぱいになります。

 

そのため、生育が悪くなることがあるので気をつけてくださいね。

 

では、増やし方について3つの方法をお伝えしていきます。

 

アロマティカスの増やし方

 

アロマティカスの増やし方には、株分け・挿し木・水挿しの3種類があります。

一つずつコツやポイントについてお伝えしますね。

 

 

【株分け】

 

株分けは大きく成長した株を2~3個に分けて別々の所に植え替える事を言います。

 

アロマティカスを長く楽しむためには、適切な時期に株分けを行うことが大事なんです。

 

成長が早いので放っておくと鉢の中で根腐れを起こしてしまって枯れてしまう事もあるんですよ。

 

 

株分けのコツは、

  1. 時期は4~6月の暑すぎず寒すぎない時に行う
  2. 根や茎を傷つけないように優しく行う
  3. 購入して1年以上経過したら行う

の3つです。

 

 

大きく育てすぎると茎の部分が木のように固くなってしまう事もあるので注意してください。

 

 

【挿し木】

 

挿し木とは、株の一部を切り取り発根させて、別の場所へ植え替える事を言います。

 

挿し木の方法は以下の通りです。

 

  1. 枝の先を2~3節分の長さで切り取ります。
  2. 下の部分の葉を切り取ります。
  3. そのまま土に挿して、根付くまで水をたっぷりあげて育てましょう。

 

根付くまでにはだいたい2週間ほどかかりますよ。

 

 

【水差し】

 

アロマティカスは、そのまま土に挿す「挿し木」で育てる事もできます。

しかし、「水差し」で育てることもできるんですよ。

 

水につけて育てることで、成長の段階が観察できて面白いんですよね。

 

方法は以下の通りに行ってくださいね。

 

  1. 枝の先を2~3節分の長さで切り取ります。
  2. 下の部分の葉を切り取ります。
  3. そのまま透明なガラスの瓶につけます。

 

水は毎日取り換えてあげて、1週間ほどで切り取った茎の先から白い根が生えてきます。

 

2週間経過して根が育ってきたら、土に植え替えて育ててくださいね。

 

 

ところで、せっかく育てたアロマティカスは飾るだけや香りを楽しむだけではもったいないですよね。

 

実は、飲み物や料理にも使うことができるんですよ。

 

「どうやって食べるの?」

「どんな料理に使うの?」

 

という方へ、私がいつも楽しんでいるレシピを3つご紹介します。

 
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アロマティカスの料理は?おすすめレシピを3つご紹介!

香りのよいアロマティカスは、部屋に飾ったりお風呂に入れたりもしますが、料理や飲み物にと、いろいろ使えます。

 

まずご紹介したいのは、ドリンクにぴったりということ。

 

ミントほど香りがきつくもないのでフルーツとの相性が抜群ですよ。

 

 

他にも私が普段よく作っているレシピをお伝えします。

 

ソースはいろんなものに合うので一度作っておくと便利ですよ。

 

ハーブティー&デトックスウォーター

 

(アロマティカスとリンゴの紅茶)

 

材料(1人分)

  • 紅茶のティーパック 1袋
  • リンゴのスライス 1/8個分
  • アロマティカス 葉っぱ5枚分ほど
  • お湯 200㏄

 

続いて、作り方です。

 

  1. ティーポットにティーパックとアロマティカスを入れ、熱湯を注ぎ入れて3分程蒸らします。
  2. ①をカップに入れ、リンゴのスライスを浮かべて出来上がり

 

 

アロマティカスのデトックスウォーター

 

材料(作りやすい分量)

  • ミネラルウォーター 500ml
  • アロマティカス 葉っぱ10枚ほど
  • グレープフルーツ 1/2個

 

では、作り方です。

 

  1. グレープフルーツは外の皮をむいて薄くスライスします
  2. アロマティカスは軽く洗っておきます
  3. ミネラルウォーターの中に①と②をつけて3時間~5時間ほどつけておくだけで完成

 

アロマティカスを飲み物に使う場合は小さくちぎらないことがポイントになります。

 

小さくちぎりすぎると香りが青っぽく変わってしまうので気をつけてくださいね。

 

2種類の飲み物をご紹介しましたが、リンゴやグレープフルーツのほかにもレモンやオレンジなどでもおいしくいただけますよ。

 

アロマティカスのオムレツ

 

材料(2人分)

  • 卵 3個
  • 塩コショウ 適量
  • 牛乳 大さじ2
  • ツナ 1缶
  • ピザ用チーズ 30g
  • 玉ねぎ 1/4個
  • アロマティカス 5~10枚
  • オリーブオイル 大さじ1
  • トマトソース 適量

 

続いて作り方です。

 

  1. みじん切りにした玉ねぎとツナをよく混ぜておく
  2. 卵を溶きほぐし、塩コショウと牛乳、アロマティカスの葉を加えてよく混ぜておく
  3. フライパンを熱しオリーブオイルをひき、卵を流し込む
  4. ①とチーズを中心に置きオムレツの形に整える

 

上にかけるのはケチャップでもいいのですが、アロマティカスの香りを生かすのには、甘すぎないトマトソースをかけるのがおすすめです。

 

では、次にいろいろな料理に使えるアロマティカスのソースをご紹介しましょう。

アロマティカスのソース

 

材料

  • アロマティカスの葉 40~50枚ほど
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 塩コショウ 適量
  • 牛乳 大さじ1
  • はちみつ 小さじ1

 

続いて、作り方です。

 

  1. アロマティカスの葉はよく洗って水けをふき取っておく
  2. フードプロセッサーに材料を全て入れて滑らかになるまで混ぜる

 

このソースは、冷奴やカルパッチョ、お肉のローストなんかにすごく合います。

 

ですが、葉を細かくすることで青臭さが立ってしまったりするので、ハーブに慣れていない方は最初は違和感を感じるかもしれません。

 

他のドレッシング+アクセントとしても使うことができるので、もし興味がある方は作ってみてくださいね。

 

それでは、アロマティカスについてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

 

今回は、アロマティカスの育て方と増やし方、おすすめレシピについてお伝えしました。

 

アロマティカスは、ミントに似たさわやかな香りやプニプニした感触が楽しめ、お部屋のインテリアにもぴったりです。

 

育てるのも増やすのも比較的簡単にできるので、今回お伝えしたポイントを守って行ってくださいね。

 

また、飾るだけではなく飲み物や料理にも使うことができます。

 

今回ご紹介したレシピは

  • ハーブティー&デトックスウォーター
  • オムレツ
  • アロマティカスの万能ソース

でしたね。

 

生で食べる場合は葉っぱは大きめにちぎると青っぽくならないのでおすすめです。

 

アロマティカスをうまく使って、いつもの生活を華やかにしてみませんか?